XLM(ステラ・ルーメン)、25円で反発の兆し ~“ベース”リセットのシナリオも~
Daily Market Report 2021/07/13
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・XLM、第1ベース25円攻防も、反発の兆しか
XLM/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、XLM/JPYの日足チャート(期間:2021年初~現在)である。
XLM/JPYは、年初から “ベース”パターン(※)のチャートを形成していたが、以前のレポート(Daily Market Report 2021/06/25「XLM(ステラ・ルーメン)、大局感からみる今後の行方」参照)で記載のとおり、5/17以降、下落トレンドに転換したことにより、“ベース”パターンには黄色信号が点滅している。
25円ラインを明確に割り込んでおらず、ぎりぎりのところで踏みとどまっているのが現在の状況となる。
※株式市場で見られる典型的なハイパーグロース(急成長株)銘柄のチャートパターン
6/25のレポートでは、6/22には第1ベース【25円】(上図白線)を下押する急激な局面となった推移を整理しつつ、反発シナリオとしては、シナリオ1として、下記の可能性について言及した。
ここまでの動きを振り返ると、6月26日に第1ベース【25円】(上図白線)まで2度、下押すも、サポートポイントを基準にダブルボトムをつける形で短期の反発となった。
足元では、3度目の第1ベース【25円】(上図白線)へ下押ししているが、サポートを確認しつつ、再びのリバウンドの兆候とも受け取れ、上記「シナリオ1」が進行中と解釈することもできそうだ。
このレポートでは、その後の展開についてシナリオをアップデートしていく。
<シナリオ1>:反発の第二波を登る
シナリオ1は、上記「シナリオ:レンジ形成、反発局面入り」を踏襲する形となり、第1ベース【25円】ラインから反発の動きが再び始動するシナリオである。
第1ベース【25円】(上図白線)ラインのサポート確認後は、緩やかな上昇を伴う反発の動きが継続することを想定するものとなる。
その場合の想定上限価格は、現在、33円付近に位置している50日単純移動平均線(上図橙線)が下方圧力として上値を抑える可能性を考慮すると、33円付近と見ることができるであろう。
33円付近を上方ブレイクした後は、第2ベース【40円】(上図赤線)が2次レジスタンスポイントとして注目を集める可能性があるため、結果的には比較的狭いレンジに対応する必要があるかもしれない。
<シナリオ2>:下落再開、“ベース”リセット
次にシナリオ2は、第1ベース【25円】(上図白線)ラインのサポートに失敗し、下落方向へ値動きが転換するシナリオである。
その場合、重要なサポートであった25円ラインがこらえきれずに決壊することになり、第1ベース【25円】(上図白線)ラインは、従来のサポートラインからレジスタンスラインへの転換が起こるであろう。
第1ベースの下方ブレイクが明確に確認された際には、ここまで形成された“ベース”パターンの基点が終了することになるため、“ベース”リセットとなる。
したがって、それ以降は、新たな中長期トレンドの基点を模索しながら、下落局面に入る可能性がある。下値目処として、年初来安値ライン【10円】(上図白点線)は、強力なサポートラインの候補となる節目であるが、そこに至るまで停滞が継続する想定も必要かもしれない。
(7/12午後8:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
7/12の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は-3.66%、中央値は-3.62%、標準偏差は1.13%となった。
最小下落銘柄はLTC/JPYの-2.08%、最大下落銘柄はETH/JPYの-6.01%。
7/12の当社取扱い銘柄は全面安となった。
最小下落銘柄のLTC/JPYは、15,000円を超え5日振りの高値を付ける場面もあったが、暗号資産全体の下落の波に押されるような格好となり、小幅下落となった。
最大下落銘柄のETH/JPYは20日移動平均線を割り込み、2週間ぶりの安値を記録した。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
7/12の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値は6.60%、中央値は6.88%、標準偏差は1.17%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はETH/JPYで7.97%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はMONA/JPYで3.64%となった。
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