BTC(ビットコイン)、ボリンジャーバンド3σの価格抵抗を意識

Daily Market Report 2021/06/30

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ボリンジャーバンドは再びスクイーズか

BTC/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図はボリンジャーバンドを表示させた日足のBTC/JPYチャートである(期間:2021年1月以降)。
ボリンジャーバンド(3σ、20日移動平均線、終値)は、6/22にその下バンドを下押したことで、エクスパンション(バンド拡大)のサインを点灯させた(赤矢印)が、6/22の足が結局下髭の陽線で終えたことで、331万円のレジスタンスが強固であることを確かめた。
これを受け、ボリンジャーバンドのエクスパンションは失敗し、再びスクイーズ(バンド縮小する様子)基調であることがうかがえる。

活用したいボリンジャーバンドの特異性

BTC/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)

ボリンジャーバンドの特異性として、バンドがスクイーズする局面では、3σで価格が抵抗される傾向にある。過去チャートから、それを確認できるだろう(上チャート白色矢印参考)。
以下、その特異性を活用し、3σと高値安値とのクロスチェックからレンジの上限と下限を想定したい。

実勢の3σで見る上限と下限

BTC/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)

ボリンジャーバンドの上限(上バンド)及び下限(下バンド)に充たるポイントは次の通り。いずれも実勢に基づいてあてがっているため、市況に応じて調整する必要があることを念頭に置きたい。

―上限(475万円)
上バンドに充たるポイントは475万円。2月以降においてサポートとして役割を果たしていたが、しっかり下方へブレイクダウンし、バンドウォークした。その後に役割転換し、レジスタンスラインとなることに注目(上チャート参照)したい。

―下限(300万円)
下バンドに充たるポイントは300万円。過去に確かめたサポートを再び試す格好となることに注目。他方、300万円から331万円は何度も反発を繰り返した強固なサポート帯であることを踏まえると、ブレイクダウンした際のエクスパンション点灯には警戒する必要があると言えるだろう(上チャート参照)。

いずれの場合もExitとしては中期移動平均線(20日移動平均線)が一つの目安となるだろう。ボリンジャーバンドの特性上、中期移動平均線より上で推移する場合は上昇トレンドに、下で推移する場合は下落トレンドとなりやすい。バンド収束期待でのエントリーは相場と逆方向(逆張り)となるケースが多いため、Entryする際は、出口(Exit)を意識しておく必要があるだろう。

 (6/29午後05:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

6/29の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフのとおり。

平均値は9.12%、中央値は6.33%、標準偏差は6.09%となった。

最大上昇銘柄はETC/JPY26.69%、最小上昇銘柄はBCH/JPY4.45%

最大上昇銘柄のETC/JPYは3日連続続伸。開発メンバーによるハードフォーク実施の発表(6/29 Cointelegraph)が好感され、一時30%を超える高騰相場となった。

最小上昇銘柄のBCH/JPYも3日連続続伸となり、一週間ぶりに58,000円まで到達。上昇の勢いを保ち、60,000円まで回復できるか注目される。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

6/29の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフのとおり。

平均値は14.06%、中央値は11.99%、標準偏差は6.16%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はETC/JPY30.52%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY7.19%となった。

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2021-06-30
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