OMG(オーエムジー)ダウ理論で見るトレード戦略

Daily Market Report 2021/06/14

_

・OMG(オーエムジー)は下落継続、有効な戦略は?

OMG/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
OMG(オーエムジー)のチャート・価格情報はこちら

上図はOMG/JPY(2020年12月12日~現在)の日足チャートに高値を橙線で、安値を青線で表示させたものである。
1,680円の(A)ラインを高値として下落局面入りとなったOMG/JPYだが、5/23には安値356円(Bb)まで下値を拡大し、4/25に付けた前回安値の603円(B)を下抜けて安値を更新した。

ダウ理論(※)を基にすると、603円の(Bb)ラインの安値を更新したことにより、日足目線での下落相場入りと定義づけられるが、ここからとれる戦略としてどんなものがあるだろうか、ダウ理論を活用してトレード戦略を考えていく。
(※)ダウ理論:相場の値動きの特徴を「6つの基本法則」で説明するテクニカル分析の理論。(大和証券より引用:https://www.daiwa.jp/glossary/YST2245.html)

〈上昇の場合〉
まずは直近安値となる356円(Bb)をいったんの底とみて、OMG/JPYの調整が終了した後、一転上昇トレンドとなる可能性を見据えたトレンド戦略について考えてみる。

下落トレンドが継続している中での買いエントリーは不確実性が高い。
ダウ理論の1つにトレンドは継続するという考え方があり、下落トレンドは高値・安値の切り下げサイクルが継続して、安値更新を続けるという仮説が立てられる。そのため、反発を狙った買い戦略は比較的リスクが高い戦略となる。
このため、明確にトレンドの転換シグナルが現れてから、トレンドの反転(この場合は下落トレンドから上昇トレンド)をとらえたポジショニングが必要となる。

よって、ダウ理論からは上述した4/25に安値を更新したことによる、下落トレンドを脱したと判断できうる、前回高値である846円の(Aa)ラインを上抜けした際のエントリーが必要になってくる。
その場合のターゲットプライスは1,243円の高値(Ab)ラインが一つの目途として意識されるだろう。

〈下落の場合〉

OMG/JPY 15分足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)

次に、現状の値動きは、直近安値356円(Bb)から短期的に反発しただけであり、再度、安値を模索し、下落トレンドが継続する可能性を見据えたトレンド戦略について考えてみる。

日足チャートで確認した下落トレンドを考慮すると、現在の価格水準は846円の高値(Aa)ラインを付けた後の安値模索の流れであると考える事が出来る。

トレード戦略としては、ダウ理論で考えた場合、今後、安値(Bb)ラインを更新していく流れとなるという考えのもと、戻り売りが効果的な戦略の一つとして挙げられるだろう。
上図はOMG/JPYの15分足チャートであるが、6/12と6/14に475円程度にまで下押しした。その後、直近では、530円程度にまで買い戻される流れとなっている。

この530円のラインは、6/11に下落した際の防衛線として、下げ渋っていたライン(D)であり、ポイントとなる価格であると言えるかもしれない。

現状のもみ合い水準である530~540円から、(D)ラインの530円を明確に下抜けたのを確認し、下落トレンドに追随する戦略が有効となるかもしれない。
この場合、上部図の安値(Bb)356円のラインが、一つのポイントになりそうである。 

356円を下抜けた場合、次のターゲットとして、250円近辺を目指す展開を視野に入れた戦略も考えられるだろう。

(6/14午前9:50時点)

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

6/13の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は5.24%、中央値は4.89%、標準偏差は1.33%となった。
最大上昇銘柄はBTC/JPY8.48%、最小上昇銘柄はXLM/JPY2.89%

最大上昇銘柄のBTC/JPYは、390万円前後で揉み合う展開が続いていたが、深夜帯に大きく上昇し、一時430万円を付けた。終値ではやや落ち着いたものの420万円台を維持した。
最小上昇銘柄のXLM/JPYは、2日連続小幅上昇。5/19の下落以降、揉み合いを見せるが下落基調で推移しており、6/5には40円を割るなど上値の重い展開が続いている。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

6/13の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は9.73%、中央値は9.44%、標準偏差は1.12%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はBTC/JPY11.85%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXRP/JPY7.86%となった。

◆本資料においてお客様に提供される情報は、株式会社DMM Bitcoinが収集・作成等したものです。

◆本資料は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、暗号資産取引の勧誘を目的としたものではありません。

◆本資料は、本資料作成時点で株式会社DMM Bitcoinが信頼できると判断した情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。

◆本資料の情報によって生じたいかなる損害についても、株式会社DMM Bitcoinおよび本情報提供者は一切の責任を負いません。

◆本資料のグラフ・データ等は、過去の実績または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。

◆本資料に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は、株式会社DMM Bitcoinまたは権利者に帰属します。お客様は、本資料に表示されている情報をお客様自身のためにのみ利用するものとし、第三者への提供、再配信、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。

2021-06-14
ページTOPへ