奮闘するXLM (ステラ・ルーメン)、上昇継続なるか?

Daily Market Report 2021/06/04

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ギリギリのラインで踏みとどまるXLM/JPY

XLM/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図は、XLM/JPYの日足チャート(期間:2020/12/11~現在)である。

XLM/JPYは、2021年5月に史上最高値圏である84円台まで上昇したのち、イーロン・マスク氏の発言などに端を発する暗号資産業界全体の冷え込みに釣られる形で大きく下落、5/23には一時28円台にまで下押しした。

現在は売りが一巡後、底値からの反発局面から戻りを試す展開となり、40円台で価格は推移している。

2020/12以降のチャートを見ると、サポートライン(A)が確認できる。

このラインは(e) から(d)の動きででレジスタンスラインからサポートラインとなった後、(d)、(c)、(a)、(b)でも機能し、下値目処として意識されている重要なラインである。

ライン(A)は2021/1/6~1/7に急騰した際に付けた高値となり、その一か月後の2/10に明確にブレイクしてからは、このライン(A)の40円を境に下値固めに成功し、80円にまでの上昇に成功した。

直近の値動きからは赤で示した安値(b)が、ローソク足実体ではサポートライン(A)の下抜けを防ぎ、価格が踏みとどまっているように見える。

ただし、調整が終了し、再度80円を超えていくような強気相場が再来するかと言うと、まだ材料が不足しているとも感じられる。

そこで、上昇シナリオ、下落シナリオを想定し、どちらのケースにおいても適切な対応ができるように分析をしてみる。

上昇シナリオの場合

XLM/JPY 8時間足 Bidチャート(当社取引ツールをもとに作成)

上図は、XLM/JPYの8時間足チャートである。

今回の下落で価格が一旦底値をつけたと捉え、今後上昇シナリオを辿る場合、ちょうどWボトムの中腹、前回高値ラインの(b – 51円)が、買いのエントリーポイントとして考えられるだろう。

そこから損切ライン、利確ラインを考えると、利確ラインは、直近高値である(a)の80円をターゲットとし、損切ラインは反発の前提となったサポートライン(A)と、前回安値を明確に下回った (c – 37円)のラインが想定しやすいだろう。

リスクリワードレシオ (※)は、1:2となり、期待利益が想定損失の約二倍となる効果的な戦略であると考えられる。
※リスクリワードレシオ:エントリーポイントから損失を確定させる損切ラインと、エントリーポイントから利益を確定させる利益確定ライン(以下利確ライン)までの比率

下落シナリオの場合

XLM/JPY 8時間足 Bidチャート(当社取引ツールをもとに作成)

下落シナリオをとり、相場状況がまだまだ弱気だと捉えるのであれば、今後価格が下落した場合に(a – 37円)のラインがエントリーポイントとして考えやすい。

しかしながら下落の場合は、30円近辺のライン(B)には、日足での強いサポートが存在しており、その水準では価格が反発する可能性もあるため注意が必要となる。

(6/3午後9:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

6/3の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は2.11%、中央値は1.97%、標準偏差は1.26%となった。

最大上昇銘柄はETH/JPY4.39%、最大下落銘柄はXLM/JPY-0.04%

最大上昇銘柄のETH/JPYは、ごく短期的な上値目処となっていた節目の30万円を回復したことで買いが優勢となり、続伸。6/3午後からは30万円を目先のサポートとして、31万円台を中心とした底堅い動きとなった。

最大下落銘柄のXLM/JPYは、わずかながらに下落に傾いたものの、ほぼ保ち合いの値動きとなった。6/1にコインベースがXLM(ステラ・ルーメン)対して言及したこともあり(6月1日コインベース公式blog)、XLM/JPYは上昇し下値が43円台まで切り上がっていた。しかし反応一巡後は材料不足感もあり、本日は45円台を中心に底堅いながらも伸び悩む結果となった。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

6/3の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は8.65%、中央値は7.81%、標準偏差は3.10%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はMONA/JPY18.03%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXLM/JPY5.41%となった。

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2021-06-04
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