BTC(ビットコイン)、ボリンジャーバンドで特異なサイン点灯

Daily Market Report 2021/05/18

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ボリンジャーバンドで特異なサイン点灯

BTC/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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現在のBTC/JPY(ビットコイン)は、20日移動平均線を基準とするボリンジャーバンドの3σをしっかり押し下げ、エクスパンション(バンド拡大)する流れとなっている。

上図(Ua)や(Ub)、(Da)のように、過去のエクスパンション局面でもバンドウォーク(※)へと繋がる傾向が高く、一度バンドウォークが始まると、価格は20日移動平均線を下回る(上回る)ことなく、断続的なトレンドへと展開する可能性が髙い。
※バンドウォークとは、バンドに沿って価格が推移すること。ミッドラインを割れず安定したトレンドとなることが多い。

現在のBTC/JPYは、実勢価格が3σを追う形で下げ足を加速させる展開にある可能性があり、そのサインを点灯させているBTC/JPYは、「下げやすい環境にある」と言えよう。

一方で、統計学的に、「価格は99.7%の確率で3σ範囲に収まる」というボリンジャーバンドの特異性があり、価格がバンド内に収まるという価格回帰性に期待する手法もあるが、上図では、(Sa)や(Sb)、(R)のようにスクイーズ(バンド収縮)局面で有効であることがうががえる。

以下、ボリンジャーバンドの特異性(エクスパンション・スクイーズ)の観点からシナリオを検討する。

エクスパンション(バンド拡大)継続の場合

20日単純移動平均線を上値目処とする形で断続的に価格下落していく(下落トレンド)展開が想定できる。

過去の傾向からすれば下値目途は4,200,000円($40,000)程度が視野に入ってくる。

しかし、「下げやすい環境にある」ため、底抜け相場に用心する必要もあるだろう。(=上図(Wa)参考)

スクイーズ(バンド縮小)となる場合

下げの一服によっては、スクイーズしていく展開も考えられよう。

「価格は99.7%の確率で3σ範囲に収まる」傾向もあるため、3σでの反発後は、基準となる20日移動平均線、5,300,000円くらいまで価格が反発する余地はあるだろう。

20日移動平均線をロウソクの実体が上抜けするまでは、上方向への過度な期待は禁物だ。再び下バンドを下押す可能性も念頭に置きたい。(=上図(Wb)参考)

(5/17午後7:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

5/17の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-3.27%、中央値は-4.97%、標準偏差は4.15%となった。

最大上昇銘柄はXRP/JPY5.59%、最大下落銘柄はQTUM/JPY-8.88%

最大上昇銘柄のXRP/JPYは多くの銘柄が価格を下げる中での反発上昇となった。一時は140円まで下落する場面がみられたが、夜間帯にかけて160円台の保ち合い価格帯まで値を戻す展開となった。

最大下落銘柄のQTUM/JPYは3日連続の続落。弱気派優勢の展開が継続し、4月中旬の価格である1,750円までの下落となった。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

5/17の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は15.30%、中央値は15.93%、標準偏差は2.80%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はBCH/JPY20.17%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY10.65%となった。

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2021-05-18
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