XLM(ステラ・ルーメン)上昇サイクルは一巡か?

Daily Market Report 2021/05/17

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・特徴的なベースパターンの形成、継続できるか

XLM/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
XLM(ステラ・ルーメン)のチャート・価格情報はこちら

上図は、XLM/JPYの日足チャート(2021年初来)である。

XLM(ステラ・ルーメン)は、典型的な大幅上昇のチャートパターンとなる、“ベース”パターン(※)を形成しながら推移してきた。
※株式市場で見られる典型的なハイパーグロース(急成長株)銘柄のチャートパターン

本日は、これまでの推移について整理し、今後のシナリオを考えてみたい。

XLM(ステラ・ルーメン)のこれまでの流れを整理すると、

・第1ベース(白線):25円ライン(ボトムライン)。今回のベースパターン初動。
・第2ベース(ピンク線):40円ラインをサポートとして1ヶ月程度をかけ構築。
・第3ベース(水色線):4月に一度割り込んだが、その後はしっかりと70円が射程距離に。
・第4ベース(緑線):4月に付けた高値として意識されていたが、直近で大きくブレイク。
・第5ベース(青線):現在構築中のベース。

となる。

この“ベースパターン”は、ベースアップに伴う上昇が15円幅となる特徴的なパターンとなっていることから、第5ベースの想定基準価格は【85円】となる可能性がある。また、一般的な“ベース”パターンは、第4ベース(緑線)または第5ベース(青線)がサイクル一巡の目安となり、現在構築中である第5ベース(青線)が、このベースパターンの佳境であるとの見方も可能である。

次に、今後のシナリオとしては、2つのシナリオが考えられる。

【①ベースパターンの終焉】
第5ベースの想定基準価格85円の上抜けに失敗し、ベースパターンが終焉するシナリオである。
その場合、第4ベースの70円ラインへの後退、もしくは従来のサポートとなっていた50日単純移動平均線(黄色線)と第3ベース(水色線)が重なる55円ラインへの後退が、想定できるであろう。

【②ベースパターンの継続】
第5ベースの想定基準価格85円の上抜けに成功するシナリオである。
その場合、第5ベースの想定基準価格の引き上げ、もしくは上昇シナリオ継続が考えられる。これまでのベースアップに伴う上昇が15円幅であることを援用し、85円から“100円”への想定基準価格引き上げの可能性も否定できないであろう。

(5/16午後11:00時点)

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

5/16の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-6.84%、中央値は-7.98%、標準偏差は2.35%となった。

最小下落銘柄はXLM/JPY-2.43%、最大下落銘柄はETC/JPY-9.54%

5/16の暗号資産市場は軟調な展開。テスラ社のCEOがBTCを売却する可能性を示唆したことが嫌気され(5月17日 Bloomberg)、当社取扱い銘柄は全面安となった。

最小下落銘柄のXLM/JPYは、ボラティリティでは最大銘柄となった。日中は堅調に推移し、年初来高値を更新したが、暗号資産市場のリスクオフが重しとなった。詳細は本稿で触れたとおり。

最大下落銘柄のETC/JPYは大幅に続落。明確な材料は見当たらないが、4月下旬の相場で同じく高いパフォーマンスを示したETH/JPYが続落したことも一因といえそうだ。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

5/16の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は16.81%、中央値は17.49%、標準偏差は2.98%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXLM/JPY21.58%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はMONA/JPY10.65%となった。

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2021-05-17
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