BTC(ビットコイン)いったんの下値目処は410万円、ここを割り込むと次のターゲットは?

Daily Market Report 2021/05/14

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・長期トレンドはブル継続の強気相場!?

BTC/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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上図はBTC/JPYの日足チャートである。
BTC(ビットコイン)は4月に入ってから、上値が重い展開が継続していることが分かる。
500万円は維持しているものの、ここを割り込むと更なる下落の可能性が高くなる。この場合の下値目処について、今回は推測してみる。

Bloombergより当社作成

上図はBTC/USDの2010年7月を起点とした、長期の週足ラインチャートである。BTC/USDは、長い期間、総じて上昇トレンドが継続していることが見て取れる。
また、過去の急落局面などを確認してみても(上図赤丸)、200週移動平均(以下200MA)がサポートとなり、再度上昇に転じている。短期的な調整をこなして上昇トレンドを維持していることがわかる。

BTC/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)

日足のBTCJPYのチャートも同じように200日移動平均線を確認してみると、およそ4,150,000円となっている。
短期的な調整があった場合、いったんはこの410万円レベルでサポートされる可能性は高いかもしれない。

400万円のサポートを割り込んだ場合は、より長期の視点でサポートをがどこにあるのか確認しておく必要がある。
週足ラインチャートによると、現在の200MAは12,000ドル付近に位置している。たとえ大きな下落となった場合でも、下値目処は12,000ドル付近であり、一旦意識される水準となりそうである。
山(上昇)が高かった分、谷(調整)が深いといったところか。

日足の200日移動平均である410万円を割り込むようであると、週足の移動平均線12,000ドル(約130万円)が一つのターゲットプライスとなり、下落幅を拡大する動きには注意が必要だ。

一方で現在の価格帯から、値を切り上げて上昇に転じた場合の上値目処は、2017年12月のBTC/USDの200MA乖離率1,439%(※)を基にすると、187,280ドル(約2,000万円)が想定される。※BTC/USD=19,042、200MA=1,238より計算

この場合、600万円、700万円という心理的なターゲットをこなす必要があるが、下落シナリオと同様に、いったん価格が動き出すと、モメンタムをともなって加速化する展開には注意しておきたい。

(5/13午後6:00時点)

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

5/13の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-12.39%、中央値は-11.19%、標準偏差は4.11%となった。
最小下落銘柄はXLM/JPY7.81%、最大下落銘柄はETC/JPY-19.56%

最小下落銘柄のXLM/JPYは、前日に大きく陰線を付けて下落していたが買いの勢いも強く5月14日現在大きく買い戻されている印象だ。

最大下落銘柄のETC/JPYは大幅に続落。上昇トレンドの押し安値形成をしようとしている最中であり、更に5月13日に発表された、米テスラ社のBTC決済中止の発表(5/13 CoinPost)によるBTC暴落に引っ張られた形に見える。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

5/13の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は24.06%、中央値は23.41%、標準偏差は3.94%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はETC/JPY34.46%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY18.96%となった。

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2021-05-14
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