LTC(ライトコイン)急伸、エンベロープでみる今後の行方
Daily Market Report 2021/05/10
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・エンベロープで意識された乖離
LTC/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
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LTC/JPYの今年のトレンドに関して、60日移動平均線と60%乖離を設定としたエンベロープ内の推移を分析してみた(上図参考)。5/9(午後7時時点)の実勢価格は上バンド(図青線)へ接近しており、エンベロープは上値の目途として役目を果たす可能性がある。
・セオリーでは転換だが…
LTC/JPY 日足 Bidチャート(当社取引ツールより作成)
移動平均線の上下に一定のバンドを描くエンベロープだが、その背景にあるのは「価格は、やがて移動平均線に収束する」という考え方だ。その点、過去においては上図Ua、Da、Dbにおいて、いずれも価格到達後、60日単純移動平均線(60MA)まで調整している。
さて、今回の上昇から、今後の動きはどのようなシナリオが想定できるのであろうか。
―上バンドブレイクの場合
図中Uaのケースのように、上バンドをブレイクし、エンベロープが、サポートとして効力を発揮するという想定ができる。
本ケースの場合、U(同図)のように上バンドがサポートとして機能し、”青天井”となる展開も想定され、注意を払う必要がある。
―上バンドで抵抗する場合
上バンドで上値を抑えられる場合は、(Da)や(Db)のように60日単純移動平均線(60MA)をターゲットとして、調整される可能性がある。
LTC/JPYは前回60MA到達(4月中旬)のおよそ22,000円から、現在価格水準である44,000円まで200%ほどの上昇を演じていいる。
『山高ければ谷深し』とは言うが、引き続きボラタイルな状況が続いている。ポジションの管理には十分に注意したい。
(5/9午後 8:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
5/9の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は0.32%、中央値は-0.03%、標準偏差は4.53%となった。
最大上昇銘柄のQTUM/JPYは10.53%、最大下落銘柄はETC/JPYの-7.11%。
最大上昇銘柄のQTUM /JPYは三角保ち合いの下限にぶつかり価格が上昇したようだ。
最大下落銘柄のETC/JPYは逆で三角保ち合いの上限にぶつかり価格が下落してきている印象だ。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
5/9の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値11.59%、中央値は10.48%、標準偏差は4.67%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はQTUM/JPYで23.5%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPYで5.08%となった。
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