花金ハードフォークのQTUM(クアンタム)~週末物色の華となれるか~

Daily Market Report 2021/04/30

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QTUMはXEM、ETHと相関性高く

銘柄相関表(5分足基準,期間2021/4/24/7時~2021/4/26/7時)、当社配信レートより作成

本日(4/30)にハードフォークが実施される予定のQTUMについて、短期的な取引手掛かりのための検証を行った。

上図では、前週の土曜日及び日曜日(4/24~4/25)の5分足基準による短期的な相関係数を調査した。その結果、QTUMは、XEM及びETHとの相関性が高いことが確認できる。

本日のQTUM相場は、ハードフォークによって個別色が目立つ展開となる可能性があり、その特色が今週末へもつれ込むこともありうると考えられる。

今週末は、XEM及びETHなど相関性の高い銘柄を牽引するような市場内物色に注目したい。

QTUMの攻防線

QTUM/JPY(日足) 当社取引ツールより作成
QTUM(クアンタム)のチャート・価格情報はこちら

直近のQTUM/JPYは、①1,630円と②1,480円の値幅の狭い攻防が続いている。

4月中旬に発生した“上昇トレンド”から、一気に“下降トレンド”へと転換し「値幅拡大」により上下を試した後、現状は①1,630円~②1,480円レンジとする値固めの収縮期間に入ったように見える。

今後の展開においては、①1,630円のレジスタンス及び③1,180円のサポート、そしてネックラインとなる②1,480円が注目される

1,480円を下抜けするようであれば、直近安値ラインでもある③1,180円が節目となりそうだ。ただし、③は、日足で強く意識される50日移動平均線(上図黄色線)も過去サポートとして機能していることから、買いサポートが入りそうである。

一方、昨今の値動きで、QTUMと相関が高いETH(銘柄相関表参照)が史上最高値である300,000円の大台乗せしていることは、QTUMのサポート材料となりそうだ。

BTCドミナンスが50%割れとなっており、アルトコインの“楽観ムード”が継続するようであれば、QTUM/JPYは①1,630円をブレイクする活力となるだろう。

この場合、直近高値の2,000円レベルまで、どこまで迫れるかがゴールデンウイーク中の注目点の一つとなりそうだ。

(4/29午後 11:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

4/29営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-0.91%、中央値は-1.16%、標準偏差は1.72%となった。

最大上昇銘柄はXRP/JPY2.35%、最大下落銘柄はMONA/JPY-3.94%

最大上昇銘柄のXRP/JPYは、XEM/JPYと共に低価格銘柄として個人投資家の物色となり、前日から反発し、上昇となった。

最大下落銘柄のMONA/JPYは、4/28までの反発相場から一服し、大幅な反落となった。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

4/29の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は6.66%、中央値は6.67%、標準偏差は1.34%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXEM/JPY9.56%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY4.89%となった。

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2021-04-30
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