MACDで見るXRP(リップル)相場分析 ~三角保ちあいのブレイクなるか?~
Daily Market Report 2021/04/23
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・XRPが保ち合いを形成
XRP/JPY 一時間足 Bid 当社取引ツールより作成
XRP(リップル)のチャート・価格情報はこちら
XRP/JPYは4/14に211.8円の高値を付けてから大きく下落しており、調整局面となっている。
継続して高値を切り下げていたが、ここにきて下値も切りあがっており、三角保ち合いで価格が収縮している。
三角持ち合いのエッジが近くなっており、どちらかにブレイクアウトすれば大きく動き出す状況であり重要な局面が近い。
今後のXRP/JPYの展開はどうなるだろうか。
・MACDではまだ売り優勢で、下落に注意か
XRP/JPY 4時間足 Bid 当社取引ツールより作成
上記は、XRP/JPYの4時間足チャートにMACDを表示させたものである。
赤丸で示した部分に注目すると、ゴールデンクロスを示した直後に、あわやデッドクロスを形成か、という状況である。このことから、直近の流れとしては、価格の押し下げバイアスが強く働いていることが窺える。
さらに、デッドクロスの売りシグナルがヒストグラムの下限で推移していることなどから、売り圧力の強さがうかがえる。今後価格がさらに下落してくる可能性を視野に入れておくべきだろう。
・長期ではまだまだ買い目線、急騰にも注意を
XRP/JPY 4時間足 Bid 当社取引ツールより作成
一方で長期足では依然として、上昇トレンドを形成し、高値の更新、安値の切り上げも確認できており、上昇トレンド継続と受け取れる。
中短期(4時間足)でのMACDでは、方向感が定まりにくく、下落警戒であるが、長期的には、上昇トレンドにサポートされ、価格が急騰してくる可能性も考えられる。
いずれにせよ、三角保ち合いがどちらかにブレイクするかが、非常に重要な局面となっており、今後の方向感は直近の値動きが大きく作用する状況となっている。
価格動向には細心の注意が必要な局面だろう。
ファンダメンタルズの注意事項として、一点補足しておきたい。
2021年4月21日に米リップル社CEOブラッド・ガーリングハウスが、米証券取引委員会(SEC)との訴訟に関して、「司法プロセスは時間のかかるものだが、時間とともにSECとの対話も持つ機会も増えるため、より建設的結果が出ることに期待を持っている」と発言している。(4月22日CoinPost)
これは、市場にとってプラスに転じる要素ととらえることができるので、今後の動向に注視する必要があるだろう。
(4/22 午後9:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
4/22の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は-8.26%、中央値は-7.92%、標準偏差は6.43%となった。
最大上昇銘柄はETC/JPYの2.91%、最大下落銘柄はMONA/JPYの-19.64%。
最大上昇銘柄のETC/JPYは意識された3,400円安値でオープンしたことを受けて上昇。しかし米国市場時間に入ると、バイデン大統領が富裕層に対するキャピタルゲイン税率を引き上げる提案を嫌気されたほか、暗号資産関連株の下落などを受けて、往って来いとなった。
最大下落銘柄のMONA/JPYは、税率を巡る暗号資産市場全面安にけん引する形で、連日形成していた下降チャネルを下方へブレイクアウトし、勢い増す展開であった。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
4/22の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値19.49%、中央値は18.39%、標準偏差は5.78%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はMONA/JPYで31.25%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPYで10.35%となった。
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