LTC(ライトコイン)ダウ理論&マルチタイムフレーム分析

Daily Market Report 2021/04/22

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調整中であったが、前回高値ラインで下値重く

LTC/JPY 日足 Bid 当社取引ツールより作成
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LTC/JPYは4/11に2.6万円のレジスタンスラインの上抜けに成功し、その後は高値3.5万円付近まで値を伸ばしたが、4/17に上髭をつけて大きく調整した。

その後も売り込まれる展開が続いていたが、前回高値付近となる2.6万円をサポートラインとして底堅く推移し、下げ止まっている印象だ。

さらに、上図の矢印で示した4/18から4/20にかけての陰線は、下髭がかなり長く注目しておきたい。これは、売りが入って価格は大きく下落したが、最終的には買い意欲も強く、大きく戻されて引けていることを表している。

つまり、前回のレジスタンスラインが強く意識され、買い支えが入り調整が一服したと考えられ、2.6万円がレジスタンスからサポートラインに変わり、機能していると考えられる。

1時間足では2.6万円ラインの攻防

LTC/JPY 1時間足 Bid 当社取引ツールより作成

上図はマルチタイムフレーム分析(※)として、LTC/JPYの今回の下落を1時間足に落としたものだ。
※マルチタイムフレーム分析:複数の時間軸のチャートを分析して、エントリーポイントを見つける方法。

1時間足では、安値(A)と安値(C)の二度、前述のサポートラインである2.6万円のブレイクにチャレンジしているが、(C)は(A)の安値を更新することができなかった。

ダウ理論の下落トレンドの定義は、『継続的な安値の更新、高値の切り下げ』となり、図を見ると断続的な高値の切り下げは確認できるが、安値の更新はなされているようには見えない。この点からは必ずしも下落継続とは言えないということがわかる。

かといって、短期的な下落トレンドは終息し、レンジに移行したように受け取れ、上昇が明確に示唆されているわけでもない。

今後の展開としては、上辺レジスタンスが(E)と今回の下落の丁度半値戻しに位置する(B)があり、下値ではサポートライン2.6万円と(C)、(A)に注目しておきたい。

マーケットもこれらのポイントをどちらにブレイクしてくるのか、注視していることだろう。

(4/21 午後9:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

4/21の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-3.78%、中央値は-4.03%、標準偏差は3.13%となった。

最大上昇銘柄はETH/JPY1.39%、最大下落銘柄はQTUM/JPY-9.35%。

最大上昇銘柄のETH/JPYは4/15に27万円台(2,500ドル)へと到達した後に4日連続で続落を迎えたが、一転して下げ幅を戻すかのように力強い動きを見せ続伸。

最大下落銘柄のQTUM/JPYは4/19に2,000円を上抜けるも頭が重く、2日連続続落。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

4/21の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値9.99%、中央値は9.75%、標準偏差は2.31%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXRP/JPY13.35%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTC/JPY4.92%となった。

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2021-04-22
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