QTUM(クアンタム)、チャネル上限到達でバンドウォークから調整入り?

Daily Market Report 2021/04/02

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チャネル上限到達で達成感

チャート(QTUMJPY 4時間足) 当社取引ツールより作成

QTUMJPYは4時間足でみると、上昇トレンドライン(始点:694.86円、終点:844.147円)を3月26日の高値(986.549円)にあてがった上昇チャネルの上限(1,130円)に到達したようだ。

上値達成感が意識され、バンドウォーク終焉を示唆しているような状態になっている。今後、調整局面入りとなる場合は、ボリンジャーバンドの20日移動平均線との乖離を埋めるような流れになることが想定でき、現在の水準で見るとブレイク前の高値(940円)を下値余地として意識しておきたい(上図参照)。

今月に入り続いているQTUMJPYの上げ足は、4月1日午前9時にQtumが公式ツイッター(@qtum)で、Global Vaccine Alliance(*GAVI)を支援するスウェーデンの非営利団体であるVaccine Forward(ワクチンフォワード)と連携し、世界92カ国でコロナワクチンの支援をすると報告したことを好感されたことが背景としてある。

この材料が好感されたことで市場が消化したことや上述の上値達成感を踏まえれば、暗号資産全体の盛り上がり等、別の材料がなければ調整入りし易い環境であるとも考えられるだろう。

暗号資産市場としては、4月1日午後11時に控えている米国ISM製造業景況指数や4月2日の3月雇用統計によっては、ドルや米10年債の需給の変動も注視する必要があり、結果によってはリスクオフムードとなり、暗号資産市場にも波及するような展開も想定しておく必要があるだろう。

* Gavi, The Vaccine Alliance(Gavi)は、2000年に開催された世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で発足したグローバル・パートナーシップ機関である。予防可能な感染症によって命を落とす子供たちが予防接種を受ける権利を高め, 世界のワクチンギャップを改善することを目指した活動を行っている。(国立感染症研究所より抜粋)

(4/1 午後7:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

4/1の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は2.44%、中央値は2.63%、標準偏差は2.85%となった。

最大上昇銘柄はQTUMJPY8.28%。最大下落銘柄はXEMJPY-2.14%

最大上昇銘柄のQTUMJPYは4連騰目にして、10ドルの節目に到達。午後5時以降は高値圏でもみ合いとなった。詳細は本稿で触れたとおり。

最大下落銘柄のXEMJPYは、上値の重い展開。一方で、前日の下髭を下回ってはおらず、下げ渋りの様相もみせているようだ。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

4/1の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値7.03%、中央値は6.37%、標準偏差は3.44%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はQTUMJPY17.22%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTCJPY3.46%となった。

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2021-04-02
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