BTC(ビットコイン)、史上最高値を再度挑戦

Daily Market Report 2021/04/01

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100日移動平均線を意識される展開へ

チャート(BTCJPY 4時間足) 当社取引ツールより作成

BTCJPYは3月31日午後4時51分頃、史上最高値(=約672万円)付近にあたるピボットポイントR2(=6,682,548円)が上値達成感として意識されたか、655万円から627万円まで-4.2%急落した。

野村証券に続き、三菱UFJ証券ホールディングスもアルケゴス関連取引で約2.7億ドル損害との報道(3月31日 Bloomberg)や、フランスのロックダウン等外部市況の悪化も嫌気され株式市場も軟調な動きの中、BTCJPYは、100日移動平均線(オレンジ色・図)や下降ライン(青色・図)、ピボットポイントS2(=6,161,448円)を下値余地として意識される形で、買い方の利益確定売りが優勢のような動きとなった(=上図参照)。

今後の見通し

60,000ドルが強く意識される中、今後のBTCJPYの見通しを述べてみたい。

BTCJPYは先日、Visa社がUSDCの決済として利用する方針を発表(3月29日 CoinPost)したことや、米PayPal(ツイッター @PayPal)が一部のオンライン決済手段として暗号資産を可能(米顧客のみ)とする”Checkout with Crypto”の発表などを皮切りに、100日移動平均線や下降ラインをしっかり上抜けする動きをした。

決済手段としての暗号資産は、本来の役割の具体化が意識されるとともに、利用用途拡大と普及拡大が期待されていくと考えられ、長期的な好材料となりえるだろう。

こうしたファンダメンタルズ材料は良好であり、BTCの上昇期待のサポートとなるがテクニカルではどうだろうか?

冒頭の4時間足でみたBTCJPYのチャートからは、現状の6,500,000円付近の価格は100日移動平均線と6万ドル水準である6,600,000円に挟まれた位置にある。

青色の下降ラインが現在ではサポートに転換しており(図青↑)、ピボットポイントS2(6,161,448円)を下値余地(サポート)として6,600,000円を目指す動きがメインシナリオであろうか。

一方で、6万ドル水準である6,600,000円を上回る相場付に失敗した場合は、昨日のような調整の動きがより強くなり、調整が進む可能性には留意したい。

この場合、S2(6,161,448円)のレベルでは買いも入ってくるであろうが、このレベルから漏れてくるようだと6,000,000割れの展開も視野に入れておく必要があるだろう。

(3/31 午後8:30時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

3/31の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は0.29%、中央値は-0.67%、標準偏差は4.23%となった。

最大上昇銘柄はETCJPY7.59%。最大下落銘柄はXEMJPY-7.62%

最大上昇銘柄のETCJPYは3連騰目にして、値幅を伸ばした。分岐前の暗号資産であるETHも続伸しており、イーサリアム技術企業のNFTプラットフォーム立ち上げや、米オークション企業のETH決済対応の報道(3月31日 CoinPost)が材料視されるなかで、出遅れ銘柄としてETCも注目されているようだ。

最大下落銘柄のXEMJPYは、明確な材料は挙がっていない。3月上旬のSymbol付与相場も一服し、循環物色は他の暗号資産にも向かったと考えることもできるかもしれない。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

3/31の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値9.67%、中央値は8.53%、標準偏差は4.03%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXEMJPY19.79%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTCJPY5.11%となった。

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2021-04-01
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