BTC(ビットコイン)、買い場と売り場は?―ピボットポイントのS2とR2に充たる節目

Daily Market Report 2021/03/25

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・BTC(ビットコイン)、545万~623万円での推移となるか

チャート(BTCJPY 日足) 当社取引ツールより作成

BTCJPYは、一時660万円台まで上昇した後、足元では600万円を割り込み軟調な動きとなっている。

今後の展開をみるにあたり、本日はピボットを使って値動きを模索してみる。

3/23営業日の4本値から算出したピボットポイントは、R2(レジスタンスライン、上値抵抗線)が6,232,561円、S2(サポートライン、下値支持線)が5,545,511円となっている。

ピボットポイントは多くのマーケット参加者に意識されており、ライン付近には比較的に売買が集中する可能性が高まると考えられ、S2及びR2には留意したい。また、上昇トレンドライン(上図赤線)と下降トレンドライン(上図青線)の三角持ち合いも意識すべき局面で、ピボットプライスとトレンドラインを考慮すると、サポートは「545~555万円」レジスタンスは「616~623万円」となりそうである。

市況としては、3/24営業日、スエズ運河で大型コンテナ船が座礁したことにより他の船舶が通行できなくなったことから、物流遮断による原油供給への懸念が広がった。そのため、時間外で原油先物相場が急反発。豪ドルなど資源国通貨が買われ、日本円やドル、ユーロ安となり、エネルギー株がこれに連れて上昇したことや、米長期金利低下などを背景に、BTCを主とする暗号資産市場は堅調であった。

また、米テスラ社のElon Musk(イーロン・マスク)氏が、Twitterで「テスラ車はビットコインで購入可能」とツイートしたことが好感され、BTCJPYは一段高となり638万円まで値を伸ばした。(3月25日 Twitter等)

その後、スエズ運河通行の再開見通しとの報道(3月24日-Bloomberg)もあり、BTCJPYは上値の重たい展開となった。R2(=6,232,561円)の売り意識は、より強まる可能性が考えられる。

(3/24 午後8:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

3/24営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-1.58%、中央値は-1.84%、標準偏差は4.04%となった。

最大上昇銘柄はQTUMJPY9.24%。最大下落銘柄はXRPJPY-7.55%

最大上昇銘柄のQTUMJPYは、2月の高値と3月の安値の8割戻しを達成し、ダブルトップを形成するような値運びとなった。

最大下落銘柄のXRPJPYは、他の銘柄と同様に翌朝7時にかけて大きく下落した。最大上昇銘柄、最大下落銘柄共にボラティリティが高い傾向にある。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

3/24営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値11.18%、中央値は10.57%、標準偏差は5.24%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はQTUMJPY24.24%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はETCJPY5.08%となった。

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2021-03-25
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