リップル(XRP)急騰の裏にXRPBTCの上抜けか

Daily Market Report 2021/03/17

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・リップル、5時間で17%超の急騰

XRPJPY 1時間足 Bid
当社取引ツールより作成

3/16、XRPJPYは午前10時から午後3時にかけての5時間の間に、約17%急騰した。

この急騰について、明確な材料は挙がっておらず一部の市場参加者の間では、XRPBTCのチャートが昨年末からの重要ラインを上抜けていることが注目されており、それが今回のXRPJPYの上昇に繋がったとする見方もあるようだ。

XRPBTCのチャートをみてみよう。

・急騰の裏にXRPBTCの上抜けか

XRPBTC 日足 Bid
当社取引ツールより作成

上図は昨年11月以降のXRPBTCの日足チャートである。

昨年11/23、Sparkトークンのエアドロップの影響で、0.00004168BTCまで急騰して高値をつけたが、以降は、米国SECによるリップル社訴訟問題等を背景に下げ幅を拡大した。

1/6には0.00000594BTCの一旦の安値をつけた。1月末からは個人投資家と思われる買いがXRPに集まるようになり、2/1に0.00001935BTCの戻り高値をつけた。

その後のXRPBTCは再び軟調な展開となり、図①のラインがレジスタンスとして意識されている。

一方、下値では、1/6安値を底とした②のサポートラインが意識されている格好となっている。

今月に入ってからのXRPBTCは、軟調ながらもレジスタンスラインは収束しつつあり、ローソク足の実体が①のレジスタンスに触れるようになっていたが、昨日、陽線となり、上抜けたかのような動きがみられた(赤矢印)。この上昇が、①のレジスタンスを抜けたと明確に意識され、売り方の買い戻しや、上昇期待の買いが殺到したことによって、XRPBTCを押し上げ、それがXRPJPYの急騰にも繋がったとみることもできそうだ。

XRPBTCの今後の展開として、②のサポートラインが機能することを前提とするならば、黄矢印のような上昇トレンドへの転換が想定しやすいか。その場合の上値の目処として、0.0002000BTCが、付近の価格帯に2/1高値が存在していることからも、心理的節目として働きやすいといえそうだ。

一方で、反発が弱く②のサポートラインがレジスタンスに転換するような状況になった場合は、1/6の安値0.00000594BTCを割り込み、XRPJPYも再度20円台に押される可能性には留意したい。

(3/16 午後 10:00時点)

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

3/16営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は4.02%、中央値は-0.41%、標準偏差は10.43%となった。

最大上昇銘柄はBATJPY36.48%。最大下落銘柄はLTCJPY-1.19%

最大上昇銘柄のBATJPYは、17日未明から上昇し100円を突破。明け方には一時120円をつけるなど急騰した。

最大下落銘柄のLTCJPYは、3月上旬から堅調に推移していたが、3/14に反落して3日連続下落した。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

3/16営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値14.16%、中央値は9.12%、標準偏差は12.39%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はBATJPY47.68%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はMONAJPY5.76%となった。

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2021-03-17
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