ETC(イーサクラシック)、節目となる価格は?960円と1300円に注目

Daily Market Report 2021/03/16

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ETC再び反発も上値重いか

ETCJPY 日足 Bid
当社取引ツールより作成

ETCJPYの日足チャートを見ると、昨年2/13の高値1,800円付近から一時1,000円割れまで下落した後、1,300円での動きとなっている。下値は固めつつある形状だが、1,500円の上方ブレイクに失敗しており、現状は上値の重さが意識される状況だ。

ETCJPYは2月上旬に140%超の急騰をみせると、2/14に上髭を縮めて失速し、翌2/15に下押した。ここでは、昨年2月高値付近の価格帯等がサポートとして意識されたこともあり、いったんは反発。その後は5日移動平均線にサポートとされながら上値を目指す動きとなったものの、BTCや他の暗号資産の下落に連れる形で失速。結果、ダブルトップを形成したようだ。

ダブルトップ形成後のETCJPYは、2/23に918円付近で下髭をつけて反発し、下値を切り上げる上昇となっている。

ここで、2/23以降の戻り相場で下値となった価格帯に着目すると、昨年11月から今年1月にかけて形成したレジスタンスライン(ライン①)の延長線が意識されたようだ。このレジスタンスは、2月上旬にブレイクされた後、現状はサポートラインとして機能しているとみて良いかもしれない。

また、上図の日足チャートでは従来のサポート&レジスタンスと同値幅で上方にもチャネルライン(ライン②)を引いているが、このチャネルラインは直近値動きとなる3/14, 3/15のレジスタンスとなっている点にも着目しておきたい。

上記を踏まえたると、今後の展開は(A)(B)の値動きが想定される。

(A)は、2月下旬の戻り相場で機能したサポートライン(ライン①)に支えられ、そこから再び反発する展開である。反発した場合は、再び昨年2月高値を意識した1,400円台を固める流れが想定されるだろう。

(B)は、2月下旬のサポートを割った場合である。このような相場では、2月下旬のサポートを期待して入った買い方の損切りや、サポートがレジスタンスに転換した状況を悲観した売りに押される展開が想定される。

特に、1,050円未満の価格帯は、3月に入ってから、未だ売買が少ない空白地帯のため、売りを吸収できるほどの買い指値に乏しい可能性もあるため下落が加速しそうだ。

一方で、後述する他の法定通貨の存在を考えると、900円を割ってチャネル下限まで下値模索が続くとも一概には言えないかもしれない。

対ETCの心理的節目はウォン(KRW)にあるか

CryptoCompare(https://www.cryptocompare.com/coins/etc/analysis/)
3/14午後8:00に取得したデータより、当社作成

上図は、ETCとペアで取引される通貨・銘柄の世界シェアである。

ここでは、ウォン(KRW)が3/14現在、ETC取引量の約7%を占めており、法定通貨ではUSDについで、世界第2位となっている点に注目しておきたい。

取引銘柄ペアに注目すべき理由の一つに「キリのよい数字-キリ番」の存在が挙げられる。

例えば市場参加者が、指値注文等の売買の目安とする価格には、過去の高値、安値だけでなく、「6万ドル」や「20万円」のようなキリの良い価格が活用されるが、その付近に指値が集中することによって、売買が厚くなることや、価格そのものが心理的節目として作用する場合がある。

つまり、0.04%と少ないシェアであるETCJPYでは「1,400円」の節目とはなりづらい一方、ウォン(KRW)建てではETCの取引シェアが大きく、ETCKRWのキリの良い価格も心理的節目となっているのではないかという推論が導かれる。

そこで、ETC/KRWの価格推移をみてみよう。

2,000KRWの値幅に注目

Tradingviewデータより、当社作成

上図、2020年1月以降のETCKRWの価格推移をみると、次の2つの傾向があるようだ。

①ETCKRWが10,000KRW未満のとき、2,500KRWごとの値幅が意識され、【5,000】【7,500】 【10,000】がサポートやレジスタンスとなっていたようだ。

②ETCKRWが10,000KRW以上のときは2,000KRWごとの値幅が意識されている(13,000KRWや15,000KRWはそのまま通過する)。

①からは、10,000KRWを割った場合の次の下値の目途として、7,500KRW(≒720円 1円=0.096KRWで換算)が意識されやすいと考えることもできる。

前述のETCJPYの日足チャートをみても、年初まで売買の厚い価格帯であったと確認することができる。

②に関しては、3/13に16,000KRWで頭打ちとなり、14,000KRW(≒1,344円 1JPY=0.096KRWで換算)まで下落したところで、一旦下げ渋った。このため2,000KRWの値幅が心理的節目として続いているようだ。

10,000KRW(≒960円)付近は強い心理的節目と考えられ、2020年以降で4度のレジスタンス(現状は強いサポート)であるため注目したい。

前述の下落シナリオ(B)の場合でも平行チャネル下限付近(900円割れ)よりも上の価格帯で下げ渋り、900円台を割ることなく反発する可能性も想定しておきたい。

(3/15 午後 10:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

3/15営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は3.01%、中央値は-2.83%、標準偏差は19.33%となった。

最大上昇銘柄はXEMJPY63.61%。最大下落銘柄はLTCJPY-6.91%

最大上昇銘柄のXEMJPYは、3/12のスナップショット取得後から急落し、3日連続下落していた反動で大幅反発

最大下落銘柄のLTCJPYは、3月上旬から堅調に推移していたが、3/14に反落して2日連続下落。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

3/15営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値16.18%、中央値は11.48%、標準偏差は16.47%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXEMJPY67.88%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXRPJPY6.13%となった。

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2021-03-16
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