QTUM(クアンタム)、踊り場迫る-今後の展開は如何に-
Daily Market Report 2021/03/10
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・QTUMは踊り場を迎えている
QTUMJPY 日足 Bid
当社取引ツールより作成
QTUMJPYの直近の動きは「620円」付近がサポートとして機能して、下降トレンドの上方ブレイクを試す局面となっている(上図①)。しっかりブレイクすることができれば、再び700円台を目指すことになるが、下降トレンドと上昇トレンドから三角持ち合いの状態となり、現状は次の局面を迎える踊り場となっている。
3/6(土)、QTUMの開発者であるPatrick Dai(パトリック・ダイ)氏はTwitterで「” Qtum is a super stable and super decentralized and super secure platform. it’s one of the few blockchain platform has more than 1000 full nodes. (only BTC ETH ? )” – Qtumは非常に安定した、非常に分散化された、非常に安全なプラットフォームです。1,000を超えるフルノードを備えた数少ないブロックチェーンプラットフォームの1つです。(BTC ETHのみ?)」とツイートし、QTUMの魅力を語った。
また、3/8(月)に決済サービスを提供する米企業のPayPal(ペイパル)がイスラエルを本拠地とするカストディ企業のCurv(カーブ)を買収したと発表を受け、暗号資産市場は好感された。PayPal による、カストディ企業の買収や政府や中央銀行などのブロックチェーン技術によるインフラ構築、決済システム利用のコスト削減、取扱い銘柄の追加など、PayPalの事業拡大は暗号資産の需要増加や利便性などが期待され、暗号資産市場にとって追い風になると思われる(coindesk japan = https://www.coindeskjapan.com/101658/)。
このような追い風を受けて、QTUMJPYは下降トレンドラインをブレイクし、2019年6月以来の水準となる「750円」を目指す可能性も出てくるかもしれない(上図①参照)。
一方で、米国金利の上昇圧力に対する懸念は完全に払しょくされたわけでなく、足元は1.53%付近にある米10年国債が、再度、1.6%を目指す動きには注意が必要だ。
昨日3/9(金)も、日銀政策点検をめぐる不透明感から日本国債が下落(長期金利が上昇)し、暗号資産市場は一旦頭打ちとなる局面もあった。
米国金利に引きずられ、暗号資産全般に上値が重い展開が続くようであれば、QTUMJPYも、下降トレンドラインがレジスタンスとなり、上昇トレンドライン「500円」のサポートを試すことも考えられる(上図②参照)。
上昇トレンドがサポートとして機能せず、割り込むような動きとなれば、400円台への急落というシナリオも想定できよう(上図③参照)。
(3/9午前20:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
3/9営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は3.04%、中央値は3.99%、標準偏差は2.76%となった。
最大上昇銘柄はETCJPYの5.88%。最大下落銘柄はXEMJPYの-4.33%。
最大上昇銘柄のETCJPYは5日連続続伸。一時1350円台まで上昇するなど、堅調に推移している。
最大下落銘柄のXEMJPYは3日連続続落し、昨日に引き続いて唯一の下落銘柄となった。60円割る局面もあって、上値の重い展開が続いている。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
3/9営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値7.43%、中央値は7.13%、標準偏差は1.75%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はETCJPYで10.53%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXRPJPYで4.35%となった。
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