成長株発掘法でみるBAT(ベーシック アテンション トークン)~ハイパーグロース銘柄への挑戦~
Daily Market Report 2021/03/02
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・第3ベース:成長株に向けて正念場
チャート(BATJPY 日足) 当社取引ツールより作成
上図はBAT(ベーシック アテンション トークン)の日足チャート(2021年初来)である。チャートの形状をみると、株式市場でいう典型的なハイパーグロース(急成長株)銘柄のチャートパターンとなる可能性を模索しているように見える。
現在、第3ベース(水色線)形成中であり、50日単純移動平均線(黄色線、以下50MA)からの反発局面であると同時に、最高値更新に向けた上値抵抗線突破を試す重要な局面であるため、節目となる水準を確認する。
① 【30円】第1ベース(ピンク線) :2021年最初のベースライン
形成期間は10日程度であり、50MAにもサポートされながら、上抜けを達成。
② 【35円】第2ベース(白線) :2021年1月中旬から2月初のベースライン
形成期間は20日程度であり、①第1ベースにサポートされながら、上抜けを達成。
③ 【60円】第3ベース(水色線) :2021年2月中旬から現在のベースライン
形成期間はすでに1ヶ月程度となり、50MAにサポートされた後の反発局面。
ただし、①第1ベースと②第2ベースと異なり、“切り下げの兆候”とされる
反発・反落を繰り返す不明瞭なベース形成が進行している。
上記の節目を起点に、今後のシナリオを整理する。
< シナリオ1:ハイパーグロース銘柄へ変貌 >
前日の大幅上昇に続き、【60円】③第3ベース(水色線)の上抜けに成功するシナリオとなる。その場合は、伝統的なハイパーグロース銘柄の系譜通り、年初水準20円の“テンバガー”【200円】が目標価格として見込まれる。ただし、すでに第3ベース形成期間が長期化しており、近日中の動意が必要となるだろう。
< シナリオ2:50MAのサポートレンジ形成 >
“切り下げの兆候”とされる不明瞭なベース形成通り、【60円】③第3ベース(水色線)の上値抜けを失敗するシナリオとなる。その場合、50MA近辺の価格【40円】への反落、
または、②【35円】第2ベース(白線)へのステージダウンが想定される。
ステージダウン後の反発には、35円~40円にて相応のレンジ期間を要するため、長期的な売買シナリオの構築を考えたい。
(3/2午前 0:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
3/1営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は7.30%、中央値は7.01%、標準偏差は2.92%となった。
最大上昇銘柄はBATJPYの12.23%。最小上昇銘柄はXLMJPYの2.32%。
最大上昇銘柄のBATJPYの詳細については本稿にて述べたとおり。
最小上昇銘柄のXLMJPYは一時44.5円まで反発上昇となったものの、昨日に続き上値の重い展開となった。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
3/1営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値11.96%、中央値は10.48%、標準偏差は3.70%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はBATJPYで19.69%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXLMJPYで7.97%となった。
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