LTC(ライトコイン)、出遅れからの巻き返し?3月鬼門をこなせるか

Daily Market Report 2021/02/26

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LTC(ライトコイン)、本格上昇はこれから?

当社取り扱い銘柄の上昇率比較
Coin Market Cap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成

上図は1/1を起点とした当社取り扱い銘柄の上昇率を比較したグラフである。

XLM(ステラ・ルーメン)が200%を超える上昇となっているのとは対照的に、LTC(ライトコイン)の出遅れ感が目立つ格好だ。

LTCは昨日(2/25営業日)には最大上昇銘柄として7.12%となったが、今後の動きはどのようになるのだろうか。

今週に発生した急落相場によって、暗号資産市場の雲行きが変わってしまうのではないかという声が上がっているが、LTCJPY(ライトコイン)はいち早く反発上昇ををみせ、相場の力強さを投資家層に示すこととなった。今後も反発上昇は続くのか。上昇ランキングから他銘柄との比較を行い、現在のLTCJPY(ライトコイン)の立ち位置を確認したい。

順位 銘柄 上昇率
1位 XLM(ステラ・ルーメン) 222%
2位 XEM(ネム) 160%
3位 BAT(ベーシック アテンション トークン) 143%
4位 QTUM(クアンタム) 139%
5位 ETH(イーサリアム) 116%
6位 XRP(リップル) 105%
7位 ETC(イーサクラシック) 104%
8位 BTC (ビットコイン) 68%
9位 MONA(モナーコイン) 57%
10位 BCH(ビットコインキャッシュ) 51%
11位 LTC(ライトコイン) 43%
順位 銘柄 上昇率
1位 XLM
(ステラ・ルーメン)
222%
2位 XEM
(ネム)
160%
3位 BAT
(ベーシック アテンション トークン)
143%
4位 QTUM
(クアンタム)
139%
5位 ETH
(イーサリアム)
116%
6位 XRP
(リップル)
105%
7位 ETC
(イーサクラシック)
104%
8位 BTC
(ビットコイン)
68%
9位 MONA
(モナーコイン)
57%
10位 BCH
(ビットコインキャッシュ)
51%
11位 LTC
(ライトコイン)
43%

上図が上昇ランキングの結果一覧である。ポイントは下記のとおりとなる。

当社取り扱い銘柄の全銘柄が年初来プラス圏と好調な推移

・当社取り扱い銘柄の中で特にXLM(ステラ・ルーメン)が大きく上昇

・一方、LTCJPY(ライトコイン)の上昇率は他銘柄と比較し出遅れ

年初来から2倍を超える上昇を記録した銘柄が大半を占めていることが分かり、取り扱い銘柄の中でLTC(ライトコイン)は出遅れているようにもみえる

LTCJPY 週足 Bid当社取引ツールより作成

しかし、前回のレポート「LTC(ライトコイン)、3度目のライト点灯、 It’s all right.」で指摘した、2018年3月高値である22,424円の突破を既に成功している

さらには、2019年の上昇トレンド時は底から約4.6倍まで上昇したのに対し、2021年はコロナショックの底から約6倍まで力強い上昇推移をみせており、LTC(ライトコイン)の上昇トレンドの強さを裏付ける相場展開が続いている。

最高値更新は射程圏内・・・?

LTCJPY 月足 Bid当社取引ツールより作成

上図は、LTCJPY月足チャートと12本の指数平滑移動平均線(EMA)を表示し、価格のトレンドを視覚化したチャートである。

今後もLTC(ライトコイン)の続騰を想定するならば、注目するべきラインは残り①~③

の高値ラインを残すのみとなっており、史上最高値までの価格水準となる。

現在の価格は、ちょうど3年前にあたる2018年2月の高値である26,473円の突破に失敗したが(①)、節目の20,000円は維持しており、堅調な動きといえるだろう。

3年前の①ラインの突破に成功するならば、②ラインの2018年1月高値36,367円、③ラインの2017年12月高値42,713円の突破を目指す可能性がある。

③ラインの突破のためには、年初の価格から343%の上昇が必要となる。高望みにみえるかもしれないが、上昇ランキング(1番目グラフ参照)でXLMは343%超える上昇をみせており、想定される上昇範囲内であることがわかる。超えられる可能性は残っているだろう。

Bloombergより当社作成

上図はブルームバーグと暗号資産運用会社であるギャラクシー・デジタル・キャピタル・マネジメントが共同して設立した、機関投資家向けの暗号資産のベンチマークとなることを目的としたBloomberg Galaxy Crypto Indexを基に、過去の月別変動率を可視化したヒートマップとなる。

今後の警戒するべきポイントは、暗号資産の一番パフォーマンスが悪い月である3月相場が間もなく始まることだ。去年の2020年3月コロナショックが記憶に新しいが、過去の相場での調整局面が多くみられた月でもあり、需給がしぼむ可能性も考えられる。

相場の調整が進む場合は、④ラインである2019年6月高値15,627円まで下落の可能性があることにも注意が必要だ。

(2/26午前 7:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

2/25営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は0.26%、中央値は-0.25%、標準偏差は2.69%となった。

最大上昇銘柄はLTCJPY7.12%。最大下落銘柄はETHJPYの-2.60%

最大上昇銘柄のLTCJPYの詳細については本稿にて述べたとおり。

最大下落銘柄のETHJPYは反落。日中は上値を追う動きが続いたが、2/24高値である180,000円を超えられず。夜間帯は2/24の上昇幅を削る値動きをみせた。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

2/25営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値10.89%、中央値は10.87%、標準偏差は3.24%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はLTCJPY18.33%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXRPJPY6.72%となった。

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2021-02-26
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