中国春節の影響とBTC(ビットコイン)の想定レンジ
Daily Market Report 2021/02/10
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・グローバルと中国のボリューム対比
2月11日から17日までの7日間、中国は春節で祝日に入る。中国の流動性低下が気になるところであるが、Coin Danceのデータよりグローバルと中国それぞれのBTC取引量を対比させると中国の取引量はさほど市場に影響がないレベルであることを確認できる(下図)。
したがって、今回の中国大型祝日による市場への影響は限定的となる可能性が高いとみておくことが無難のようだ。
Weekly LocalBitcoins Volume “Global” VS “China”(データソース:https://coin.dance/volume/localbitcoins )
・BTCの想定レンジ
Bitcoin-Dominance(データソース:https://coinmarketcap.com/ja/ )
BTCJPYは現在500万円ワンタッチ後、480付近での推移となっているが、ピポットポイントでみるとR2付近に当たるN計算値509万円を意識する展開となっている。(参考:https://bitcoin.dmm.com/useful_information/market_report/20210209)。
本日のR2は530万円であるので「509万円~530万円」が強い上値抵抗帯となる可能性があるが、このレベルを抜けると上昇圧力が増す展開を想定しやすい。
一方で、R2に阻まれ下落調整となる場合は、ピポットポイントS2に当たる前回高値425万円が反発の目線となることから、日足の想定レンジは「425万円~530万円」となりそうだ。
(2/10 午前 7:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
2/9営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は5.47%、中央値は5.41%、標準偏差は3.05%となった。
最大上昇銘柄はETCJPYの11.84%。最小上昇銘柄はXLMJPYの0.28%。
最大上昇銘柄のETCJPYは2度高値を抑えられた918円をブレイクアウトすると勢いが生じた展開。
最小上昇銘柄のXLMJPYは3日続いて41円の高値を意識され、暗号資産市場堅調の中で高値圏で横ばい推移する形となった。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
2/9営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値9.76%、中央値は9.54%、標準偏差は2.82%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はETCJPYで14.79%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXLMJPYで5.79%となった。
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