CMEイーサリアム先物取引開始、原市場は出来高増加傾向を背景に強固な価格を試す展開

Daily Market Report 2021/02/08

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CME、イーサリアム(ETH)先物取引開始

2月8日にCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)がETH先物取引開始を予定している。BTC先物市場では建玉(OI:Open Interest)に占めるCMEの割合は高く、CMEのETH先物取引開始による取引機会の提供により、ETH原市場実勢価格への影響が見込まれ注目が高まっている。

実際にETHは今年1月末から価格上昇に対して取引量が増加し、よりボラタイルな値動きとなりやすい環境にある。

ETH 終値VS出来高(データソース: https://coinmarketcap.com/ja/ )

最高値付近の強固なレジスタンス

ETHJPY 週足 BIDチャート(当社取引ツールより作成)

ETHJPYの週足(2/1~2/7営業日)は史上最高値である170,000円付近で高値が引け、レジスタンスを意識された。過熱感が意識されるチャートであるが、週足が陽線で引けたことを以て、調整局面へ突入するという目線を持つのはまだ早いようにも見える。

ETHJPY 日足 BIDチャート(当社取引ツールより作成)

日足(2/7営業日)では最高値付近である162,000円で安値が引け、下値のサポートが意識されている。この価格で死守されれば再び上昇し史上最高値を目指す可能性がある(上図赤矢印)。

一方で、更なる上昇過程においては週足で一度引けた170,000円を試す必要がある。170,000円を難なくクリアできないようであると短期的には、162,000~170,000円の攻防が想定され、場合によっては130,000円程度を下限としたボラタイルな展開も想定されるだろう。

(2/8 午前 7:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

2/7営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-1.39%、中央値は-4.25%、標準偏差は6.24%となった。

最大上昇銘柄はBATJPY13.23%。最大下落銘柄はETCJPY-7.54%

最大上昇銘柄のBATJPYは、週末にBTCと主要アルトコインが下落する中で資金が流れ込み、前回高値である43円を試す形となった。

最大下落銘柄のETCJPYは919円の高値のレジスタンスを確認後、BTCと主要アルトコインと連動して下落する展開となった。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

2/7営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値13.21%、中央値は13.33%、標準偏差は4.18%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はBATJPY21.77%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTCJPY8.24%となった。

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2021-02-08
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