LTC(ライトコイン)、3度目のライト点灯、 It’s all right.

Daily Market Report 2021/02/04

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ALT(アルトコイン)のターンが来た?

Bloombergより当社作成

上図は世界の暗号通貨市場の90%をカバーした指標であるインデックスCMC200とBTC(ビットコイン)を除いたALT(アルトコイン)中心のインデックスCMC200EXの2020年1月からの動向を比較したグラフである。

上図から、BTC(ビットコイン)とALT(アルトコイン)の強弱関係や、どの暗号資産に資金が流れているか、資金流入の手がかりが読み取れる。

先ず、2020年が始まって以降、ALT(アルトコイン)>BTC(ビットコイン)という強弱関係で推移していたが(①)、10月下旬にALT(アルトコイン)主導からBTC(ビットコイン)主導へ転換することにより(②)、BTCJPYは年初の価格である297万円から130万円を超える上昇幅をみせ、一時435万円と過去最高値を更新する強気相場となった。

BTC(ビットコイン) > ALT(アルトコイン)の強弱関係が1月下旬頃まで続いていたが、1/26に再び、ALT(アルトコイン)がBTC(ビットコイン)上回ったことがグラフから分かり(③)、1つのサイクルが終わりを迎え、資金循環のサイクルがALT(アルトコイン)>BTC(ビットコイン)へ転換したといえるだろう。

次のグラフからもアルトコインの強さが伺える。

Bloombergより当社作成

上図はブルームバーグと暗号資産運用会社であるギャラクシー・デジタル・キャピタル・マネジメントが共同して設立した、機関投資家向けの暗号資産のベンチマークとなることを目的としたBloomberg Galaxy Crypto Indexのチャートである。

BTC(ビットコイン)が直近高値である435万円の更新を目指している中、インデックス価格は買い意欲旺盛な投資家に支えられ、既に直近高値を更新していることが分かる。ALT(アルトコイン)、そしてBTC(ビットコイン)の好調な流れが継続するならば、インデックス価格は2017年期を超える可能性もあり、特に上昇率の高いALT(アルトコイン)の動向が注目される。

LTC(ライトコイン)、2017年期を超えられるか

LTCJPY 日足 Bid当社取引ツールより作成

上図は、LTCJPY日足チャートと12本の指数平滑移動平均線(EMA)を表示し、価格のトレンドを視覚化したチャートである。

力強さを見せたのはLTC(ライトコイン)だ。

1/10に高値18,740円まで上昇したが、上値は重く、右肩下がりのチャートを形成する一方で、下値は青色長期移動平均線に支えられる三角持ち合いの状態が続いていたが、遂に三角持ち合いを上方向にブレイクアウトとなった

今月は1/19の高値17,138円の更新を試した後に1/10高値である18,740円の更新を目指す展開が想定されるであろう。

LTCJPY 週足 Bid当社取引ツールより作成

上図は、LTCJPY週足チャートと12本の指数平滑移動平均線(EMA)を表示し、価格のトレンドを視覚化したチャートである。

LTC(ライトコイン)の上昇トレンドは大きく分けると、

・2017年12月の42,713円までの上昇
・2019年6月の15,627円までの上昇
・2021年1月の18,740円までの上昇

今回で3度目の上昇トレンドをむかえている。

既に

・①ラインである2019年6月高値の15,627円を上抜け
・②ラインである2018年5月高値19,113円を試す上昇に失敗するも上向きトレンドを維持

しており、上昇トレンドの強さが伺える

2017年は底から約95.3倍、2019年は4.6倍、そして今回の2021年は一時3.8倍まで上昇した銘柄であることからも、例年と比較すると上値を伸ばす余地があるといえるだろう。

1/10高値である18,740円を更新し上値を追うならば、②ラインである2017年12月高値19,113円、③ラインである2018年3月高値22,424円の突破を目指すであろう。

③ラインである2018年3月高値22,424円の突破に成功した場合、2021年底から4.6倍の上昇となるため、2019年の上昇トレンドの変動率とほぼ一致する。超えられる可能性は残っているだろう。

警戒するべきポイントは、①ラインである2019年6月高値の15,627円を再度下抜けする場合、再度青色長期移動平均線の下限である12,500円までの下落可能性があることにも注意が必要だ。

(2/4 午前 7:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

2/3営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は4.38%、中央値は4.10%、標準偏差は2.58%となった。

最大上昇銘柄はLTCJPY9.44%。最小上昇銘柄はXLMJPY1.24%

最大上昇銘柄のLTCの詳細については本稿にて述べたとおり。

最小上昇銘柄のXLMJPYは3日連続続伸となり強気相場は継続となった。直近高値である37.4円を更新できるか注目される。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

2/3営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値6.96%、中央値は5.45%、標準偏差は2.49%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXRPJPY12.27%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はETCJPY4.52%となった。

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2021-02-04
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