1月上昇ランキング発表、BTC(ビットコイン)は節分天井?

Daily Market Report 2021/02/02

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1月上昇ランキング結果

当社取り扱い銘柄の上昇率比較
Coin Market Cap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成

上図は1/1を起点とした当社取り扱い銘柄の上昇率を比較したグラフである。

順位 銘柄 上昇率
1位 XLM(ステラ・ルーメン) 148%
2位 ETH(イーサリアム) 87%
3位 XRP(リップル) 76%
4位 BAT(ベーシック アテンション トークン) 60%
5位 QTUM(クアンタム) 51%
6位 ETC(イーサクラシック) 34%
7位 MONA(モナーコイン) 21%
8位 BCH(ビットコインキャッシュ) 20%
9位 BTC(ビットコイン) 19%
10位 XEM(ネム) 17%
11位 LTC(ライトコイン) 8%
順位 銘柄 上昇率
1位 XLM
(ステラ・ルーメン)
148%
2位 ETH
(イーサリアム)
87%
3位 XRP
(リップル)
76%
4位 BAT
(ベーシック アテンション トークン)
60%
5位 QTUM
(クアンタム)
51%
6位 ETC
(イーサクラシック)
34%
7位 MONA
(モナーコイン)
21%
8位 BCH
(ビットコインキャッシュ)
20%
9位 BTC
(ビットコイン)
19%
10位 XEM
(ネム)
17%
11位 LTC
(ライトコイン)
8%

上図が上昇ランキングの結果一覧である。ポイントは下記のとおりとなる。

当社取り扱い銘柄の全銘柄が年初来プラス圏と好調な推移

・当社取り扱い銘柄の中で特にXLM(ステラ・ルーメン)が大きく上昇

・BTC(ビットコイン)よりアルトコインの上昇が目立つ

1月のBTCJPYは年初の価格である297万円から130万円を超える上昇幅をみせ、一時435万円と過去最高値を更新する強気相場となったが、上昇率でみるとBTC(ビットコイン)よりアルトコインの方が強気相場の色が強く出ていたといえるだろう。

特に1月末には米SNSのReddit内で個人投資家コミュニティが個別株を買い上げ、結果的に高騰した投機的動きが連鎖的に暗号資産にも波及することで、XRPJPYはわずか1日で60%を超える上昇をみせており、多くの投資家層からの注目を浴びることとなった。

アルトコインが伸びていく一方で、BTCJPYは2月にどう推移するのか。

BTC(ビットコイン)、去年の動きを振り返ると

BTCJPY 日足 Bid当社取引ツールより作成

上図は、2020年BTCJPY日足チャートと12本の指数平滑移動平均線(EMA)、移動平均乖離率を表示し、価格のトレンドを視覚化したチャートである。

上図から、

・2/13に高値である114.9万円まで上昇したが、その後高値の更新に失敗

・赤色の短期移動平均線が青色長期移動平均線を割り込むデッドクロスの発生

・3/13にコロナショックも重なり42.4万円まで下落し底打ち

という流れで推移しており、2020年の相場を振り返ると、2月頃にピークとなる高値を迎えるが、次第に勢いを落とし、3月には安値をつける相場を表す『節分天井、彼岸底』といわれる相場格言通りの推移をしていたことが分かる。

BTCJPY 日足 Bid当社取引ツールより作成

上図は、2021年BTCJPY日足チャートと12本の指数平滑移動平均線(EMA)、移動平均乖離率を表示し、価格のトレンドを視覚化したチャートである。

1月下旬に青色長期移動平均線に接近するまで下落する局面(赤丸)がみられたが、現在は青色長期移動平均線に支えられる形で上昇している。2020年当時のようなデッドクロスもなく、直近高値である402万円の高値を試す動きをみせているが、仮に高値の更新に失敗した場合、2020年同様、価格の天井に警戒をする必要がありそうだ。

300万円の青色長期移動平均線を割り込む下落が生じた場合、上昇トレンドから下落トレンドへの移行を示唆する可能性には注意が必要だ。

ヘッジファンドの帝王の態度は変化。示す未来は?

BTCJPY 日足 Bid当社取引ツールより作成

上図は、2021年BTCJPY日足チャートと、移動平均乖離率を表示し、価格のトレンドを視覚化したチャートである。

2020年は、ポール・チューダー・ジョーンズ、ビル・ミラー、スタンリー・ドラッケンミラーなど名だたる投資家がBTC(ビットコイン)への支持を表明するだけでなく、ナスダック上場企業がMicroStrategyは70,784 BTCのBTC(ビットコイン)を所有。さらにはPaypalも暗号資産サービスに参入することで、投資家層の関心が集まり、価格は上昇することとなった。

2021年も、イーロン・マスクがBTC(ビットコイン)について金融界に広く受け入れられつつあるとして支持を表明。また、ヘッジファンドの帝王といわれるレイ・ダリオはBTC(ビットコイン)に対して否定的な立場から一転、大変な発明であるとの考えを表明しており、将来的にはファンドの投資対象として検討を行うとの動きがあり、大物の参入による相乗効果によりさらなる資金流入が発生する可能性もある。

上図から、価格は350万円で高止まりしている様に見受けられるが、移動平均乖離率をみると3/13、9/5と同様に現在の水準はマイナスに落ち込んでいることがわかり、今後の反発上昇が生じるポイントとなる可能性がある。

反発上昇を試す場合、最高値435万円の更新が想定されるため、資金管理を徹底して相場に臨む必要があるだろう。

(2/2 午前 7:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

2/1営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は2.50%、中央値は3.79%、標準偏差は8.68%となった。

最大上昇銘柄はXEMJPY13.33%。最大下落銘柄はXRPJPY-23.07%

最大上昇銘柄のXEMJPYは、直近高値である25.2円を更新、一時26.7円まで上昇となった。延期されていたSymbolメインネットが2月リリース予定

最大下落銘柄のXRPJPYは、67.0円まで連日続く急騰劇をみせたが、20時台から売り優勢の展開が続き、一時31.4円と昨日の上昇幅を帳消しとする急落となった。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

2/1営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値17.81%、中央値は9.28%、標準偏差は23.72%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXRPJPY91.36%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はETCJPY5.63%となった。

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2021-02-02
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