ETH(イーサリアム)、CME先物開始でトレンドは継続?

Daily Market Report 2021/01/28

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ETH(イーサリアム)、3年ぶりの大台へ

Coin Market Cap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成

上図は、2015年から1/27現在のイーサリアムの円基準時価総額とドル基準時価総額を比較したグラフとなる。

・円基準時価総額では、3年前である2018年1/13に記録した時価総額14兆円を2021年の1/9に更新。その後1/24には16兆5,712億円と2018年の記録から約18%時価総額を伸ばし過去最高値(ATH)を記録。

・ドル基準時価総額でも同じく、3年前である2018年1/13に記録した時価総額1,354億ドルを2021年の1/9に更新。その後1/24に1,591億ドルと円基準と同じく過去最高値(ATH)を記録。

メジャーアルトコインの中心銘柄としての地位を確立しつつあるイーサリアムであるが、1/25週のイーサリアム価格は週の始値から一時10%を超える下落をみせており、上昇一服感もみられる。

Google Trends(https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP)より当社作成

上図は、Googleトレンドを使用し2017年から1/27現在のイーサリアムの検索数の動向を数値化したグラフとなる。

時価総額だけでなく、Googleトレンド上でも2017年の数値を上回っており、イーサリアムは3年間の年を経て、多くの人からの注目を浴びることとなった銘柄であることがわかる。

トレンド継続なら史上最高値の更新へ

ETHJPY 日足 Bid
当社取引ツールより作成

上図は、ETHJPY日足チャートと12本の指数平滑移動平均線(EMA)を表示し、価格のトレンドを視覚化したチャートとなる。

直近の調整局面として、

① 1/11は一時40%以上値を下げ、価格は10万円割れとなったが、青色の長期移動平均線に支えられ、8日後には高値を更新

② 1/22にも再度10万円割れを試す水準まで下落したが、青色の長期移動平均線に支えられ、3日後には高値を更新

過去の調整局面は全て上昇トレンドが継続しており、押し目買いの好機であったことが分かる。現在の地点は、赤色の短期移動平均線に支えられる形での下落であり①・②と同様、反発上昇を想定するならば、12万円前半から12万円後半での価格帯で買いが入り、15万円の高値の更新と過去最高値である17万円の更新を目指す可能性がある。一方でさらなる調整を想定するならば、12万円を割った青色移動平均線ラインである11.5万円~10万円後半までの下落もありうるだろう。

(1/28 午前 7:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

1/27営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-4.48%、中央値は-5.24%、標準偏差は3.95%となった。

最大上昇銘柄はBATJPY6.08%。最大下落銘柄はBCHJPY-9.17%

最大上昇銘柄のBATJPYは3営業日続落となったが、サポートラインである28円後半台で下げ止まりをみせている。

最大下落銘柄のBCHJPYは続落。3週間ぶりに40,000円を割り込む下落となり、上値の重い展開が継続した。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

1/27営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値12.95%、中央値は12.73%、標準偏差は1.36%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXEMJPY15.35%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はETCJPY10.83%となった。

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2021-01-28
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