BAT(ベーシック アテンション トークン)、さらなる上昇となるか

Daily Market Report 2021/01/26

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28.5円を上抜けたベーシック アテンション トークン(BAT)

BATJPY日足 チャート(当社取引ツールより作成)

上図はBATJPYの2020年8月からの値動きを示したチャートである。

BATJPYは8/21に年初来高値44.8円(ピンク線)をつけた。その後、9月上旬には暗号資産全体が大幅下落、ひとまず200日移動平均線(黄線)に支えられたかに見えたが、28.5円(橙線)まで反発すると、続落。200日移動平均線を下抜けて下値を模索する展開となった。

11月以降には、切り返し、上昇に転じたが、28.5円のレジスタンスラインが重く、12月は20円(緑線)まで下値を探る展開となった。

その後、2021年1月には暗号資産全体の上昇が追い風となり、再び28.5円の上抜けを目指す動きが活発化、また米の暗号資産投資企業Grayscaleが、新規アルトコインの投資信託の申請形成し、BATがその対象にあったことが材料視され、1/22には長らくレジスタンスラインとして意識されていた28.5円を大きく上抜け32.5円、1/23には33.6円と2020年8月以来の価格帯まで値を切り上げた。

現在、急騰による反動か、31.4円まで下押ししているが、28.5円のサポートラインが確認されれば、34.8円の上抜けと、2020年最高値である44.8円が再び見えてくる可能性が考えられる。

RSIはやや過熱か

RSIに着目してみると、傾向として20~30付近でトレンド転換となることが引き続き見受けられる。直近のRSIは60前後であることから、今後も上昇の余地は十分にあると考えられる。

一方で1/9のRSIの75は、過去8月と11月の流れを見ると、買われ過ぎのラインに抵触したと判断できることからやや過熱していることが窺える。

2020年8月と11月の上昇では、転換から3週間ほどで下落に転じており、どちらのRSIも80手前から下落に転じている。今回の上昇も過去のRSIと類似の軌跡を描くと仮定すると、RSI 20程度まで一旦の下押しも想定される。今後の流れとしては、28.5円のサポートラインの攻防戦で飛びつかず、動静を見極めることも重要だろう。

(1/26 午前 7:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

1/25営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-0.57%、中央値は-0.31%、標準偏差は3.12%となった。

最大上昇銘柄はXEMJPY5.06%。最大下落銘柄はQTUMJPY-6.91%

最大上昇銘柄のXEMJPYは1/20の暗号資産全面安で24.7円から21円まで下落し、伸び悩びながらも、22円まで値を戻した。

最大下落銘柄のQTUMは2日連続で続落。1/23に2020年8月以来の高値を付け、急騰からの反動が続いている。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

1/25営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値9.82%、中央値は7.99%、標準偏差は3.71%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はMONAJPY18.78%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXLMJPY5.34%となった。

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2021-01-26
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