モナーコイン(MONA)、ブレークアウト間近か
Daily Market Report 2021/01/20
_
・停滞するMONA
MONAJPY 週足 Bid当社取引ツールより作成
120円~200円のレンジで推移し、最近伸び悩んでいるように見えるMONAJPYだが、週足のチャートを見てみると、三角持ち合いの頂点が近づきブレークアウトする可能性が近いことが分かる。早速MONAの足元を見てみよう。
MONAJPY 日足 Bid当社取引ツールより作成
1/6以降、上昇時には度々ボリンジャーバンドの2σの上限(ボリンジャーバンド橙線)を超えたところで上髭を形成し、下落時には20日移動平均線(20MA)付近で下げ止まり、再び上昇しており、中期的には上昇トレンドの様相である。MACDも上昇トレンドが継続していることを示しており、RSIも60のラインを前後しながら推移し、買われ過ぎを示す80のラインを下回っていることから加熱感は見られない。スローストキャスティクスは1月初旬の上昇で一山作った後は方向感を示せていないが、上昇側へダイバージェンスしているようにも見える。ただ、K線とD線はデッドクロスし始めているようにも見えるため注意が必要だ。
・MONA価格と特別定額給付金
総務省 特別定額給付金給付済み金額の推移(https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/gyoumukanri_sonota/covid-19/kyufukin.html)
MONAJPY 日足 Bid当社価格より作成
最近、特別定額給付金の再支給があるかどうかということが話題になっている。日本人の保有者の割合が多いとされるMONAは影響を受けるのだろうか?
上図は2020年に給付された時のMONA価格と給付済み金額の比率を時系列にしたものである。
7月に上昇しているが、この時は、日本人の保有者の割合の多いMONAに限ったことではなく、他の暗号資産全体がDeFiの影響で上昇していた。また給付済みの割合が100%に向かうに対して、逆相関でMONAの価格は下落していることからも特別定額給付金の流入による影響は限定的であったとみれそうだ。
コロナ禍継続の実体経済への影響と、資産インフレからの影響が日本人の投資行動にどのような影響を及ぼすのかを含め、引き続き、ファンダメンタルの変化に注意しつつ、しっかりとチャートを追っていきたい。
(1/20 午前 7:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
1/19営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は4.90%、中央値は5.55%、標準偏差は5.23%となった。
最大上昇銘柄はETHJPYの14.33%。最大下落銘柄はBATJPYの-3.81%。
最大上昇銘柄のETHJPYは午後9時に14.9万円の高値をつけ、15万円に迫る勢いとなった。他のアルトコインと比較しても上昇率が高く、ETHの強さが鮮明となった。
最大下落銘柄のBATJPYは調整が入ったのか、4日連続の上昇続伸から一転して反落となった。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
1/19営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値10.64%、中央値は11.84%、標準偏差は3.69%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はXRPJPYで16.28%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTCJPYで4.89%となった。
◆本資料においてお客様に提供される情報は、株式会社DMM Bitcoinが収集・作成等したものです。
◆本資料は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、暗号資産取引の勧誘を目的としたものではありません。
◆本資料は、本資料作成時点で株式会社DMM Bitcoinが信頼できると判断した情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
◆本資料の情報によって生じたいかなる損害についても、株式会社DMM Bitcoinおよび本情報提供者は一切の責任を負いません。
◆本資料のグラフ・データ等は、過去の実績または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。
◆本資料に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は、株式会社DMM Bitcoinまたは権利者に帰属します。お客様は、本資料に表示されている情報をお客様自身のためにのみ利用するものとし、第三者への提供、再配信、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。