ステラ・ルーメン(XLM)、時価総額10位へ。今後の動きの注目ポイントは?

Daily Market Report 2021/01/18

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30円付近でのレジスタンスが注目される

XLMJPY 日足 Bid
当社取引ツールより作成

年初の急騰で話題となったステラ・ルーメン(XLM)だが、引き続き堅調に推移している。暗号資産市場での時価総額順位では先月末の15位から躍進し、10位となっている(USDT含む(coinmarketcap))。

上図、XLMJPYの日足チャートをみると、1/7の急騰後に33円付近で上値を抑えられ、上髭を形成、現在も30円台前半で頭を押さえられていることが確認できる(A)。一方、下値に注目すると、1/11に20円台前半まで下押したが、14日移動平均線付近で反発した。その後の上昇をみても、ここでサポートラインを形成したことが確認できる(黄緑矢印)。

現在のところ、前日に2連続陽線で引けていることや、サポートラインが(A)のレジスタンスより急角度であることから、強気優勢であるかのようにみえるかもしれない。ここで、出来高も増加傾向であれば、原因と結果の法則より(A)のレジスタンスを突破し、上向きのレジスタンス(B)との間で上昇ウェッジを形成し、年初来高値を更新するような強気相場となる可能性もあると考えられる。

※原因と結果の法則:出来高(原因)と価格(結果)は正比例するとする投資理論

直近の出来高をみてみよう。

出来高は減少傾向、ブレイクには力不足か

XLMUSD出来高移動平均
Coin Market Cap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成

XLMUSDの出来高をみると、1月に高値をつけてからは急速に出来高が減少している。

11月末に関していえば、出来高の伴った急騰後に出来高が急激に減少し、その後の価格も緩やかに低下したことから、出来高と価格上昇の持続における相関が推測できる。ここでの目安の一つとして、5日移動平均線が25日移動平均線を下抜けている点、直近の動向次第で再び下抜ける可能性がある点にも注目しておきたい

失速した場合の展開とは

XLMJPY 日足 Bid
当社取引ツールより作成

現在のレジスタンスラインが抜けられず、反落した場合の展開の一つに、25日移動平均線がレジスタンスとなり反発し、三角持ち合いとなるパターン(C)が挙げられる。25日移動平均線は、12月上旬の赤矢印部分のようにサポートとして機能した実例があることや、この付近の価格帯は、11月の高値や、年初の急騰後の安値が重なっており、レジスタンスとして意識されやすい点が挙げられる。

一方、ここを下抜けた場合には、50日移動平均線を下抜けて、一時的に20円付近までの急落、その後100日移動平均線付近が目途となる展開も考えられるだろう。50日移動平均線は12月中旬の急落時にサポートとして機能しないため、意識されていない可能性があり、また、20円を下回る価格帯は、年初より到達していないことから、急落を吸収できるほどの買い指値に乏しい可能性が推測される。

(1/18 午前 7:00時点)

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

1/17営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は2.35%、中央値は1.91%、標準偏差は2.35%となった。

最大上昇銘柄はQTUMJPY6.47%。最大下落銘柄はETCJPY-1.23%

最大上昇銘柄のQTUMJPYは特に大きな材料がみられないが、1/11の急落直後の戻りが他銘柄に対して鈍かったことから、出遅れ銘柄として注目された可能性がある。

最大下落銘柄のETCJPYは前日安値は下回らずに引けたことから、下落に転じたとはいえないものの、上値の重さが意識されているようだ。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

1/17営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値9.82%、中央値は8.87%、標準偏差は2.99%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はMONAJPY16.70%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXRPJPY6.40%となった。

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2021-01-18
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