ゆく年くる年、ネムの乱 ~シンボル投票期限前に節目水準を確認~
Daily Market Report 2021/01/07
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・シンボルのローンチ延期、揺らぐ信頼の中で反発
チャート(XEMJPY 日足) 当社取引ツールより作成
「シンボル(XYM)のローンチ延期」がNEMグループより発表(2020/12/30)されて以降、昨日はネム(XEM)が一時15%超の急伸となった。現在、ローンチ延期に併せて、スナップショット日に関する次の投票が進められている。
OptionA:Symbolローンチ日と一緒に、スナップショット日も移動する。
OptionB:Symbolローンチ日に関わらず、スナップショット日を1/14のまま変更しない。
(NEM JAPANチームより、日付表記のみ当社変更)
上記、投票の期限である2021/1/9を前に、節目となる水準を確認する。
上図、XEMの日足チャート(期間3か月)から見える節目水準は、
① 30円~32円 :シンボル(XYM)ローンチ発表以降の高値圏
② 14~15円 :①ピーク以降の安値圏
③ 9~10円 :日足チャート(期間3か月)の最安値圏
現在行われている「スナップショット日に関する投票」趨勢によって、①~③の節目水準を基点としたシナリオ整理をする。
【 ①30円~32円:シンボル(XYM)ローンチ発表以降の高値価格帯 】
「スナップショット日に関する投票」の結果が「OptionB」とされた場合、スナップショット日に向けて反発局面が継続し、再度①30円~32円まで上昇する展開が考えられる。
また、「スナップショット日に関する投票」の結果が、ポジティブ材料として判断された場合は、①高値ブレイクを達成し、シンボル(XYM)ローンチ発表以降の新高値を形成する可能性がある。新高値を形成する重要な価格水準でもあり、同価格帯での値運びは注目したい。
【 ②14~15円:①ピーク以降の安値価格帯 】
「スナップショット日に関する投票」の結果が「OptionA」とされた場合、足元の上昇材料が消失したと判断され、②14円~15円の下値水準を確認する展開が考えられる。
また、①30~32円到達シナリオ後にピークを打つケースも考慮したい。その場合、①30~32円のブレイク失敗と判定された後、短期的な調整局面入りとなり、②14円~15円の下値水準を確認する展開が考えられる。
【 ③9~10円:日足チャート(期間3か月)の安値価格帯 】
「スナップショット日に関する投票」の結果またはその他のローンチ関連報道が、ネガティブ材料として判断された場合は、③9~10円の最安値圏に向けて、調整局面入りを余儀なくされる可能性がある。
また、365日単純移動平均線(上図黄色線:市場休場日がないため365日を使用)が③9~10円にあるため、同価格帯を割り込むケースでは、長期的な調整局面入りが想定される。
(1/7 午前 7:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
1/6営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は12.54%、中央値は7.51%、標準偏差は13.82%となった。
最大上昇銘柄はXLMJPYの54.50%。最小上昇銘柄はMONAJPYの4.11%。
前営業日から引続きXLMJPYが最大上昇銘柄となった。先日の「発行元のステラ開発財団がウクライナ政府機関と暗号資産市場インフラ開設に向けた協力への覚書署名」報道から上昇が継続しており、XRPが米国SECに提訴されて以来、同様の役割を期待されているXLMへの資金流入が後押しされている。
最小上昇銘柄のMONAJPYは、4.11%上昇の堅調さを見せているものの、他銘柄ほどの資金流入要因と材料が長らく見られないため、劣後する状況となっている。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
1/6営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値21.39%、中央値は13.81%、標準偏差は19.23%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はXLMJPYで76.05%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTCJPYで8.72%となった。
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