急騰のライトコイン、次のターゲットは?
Daily Market Report 2020/12/21
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・ライトコイン、ビットコインの上昇に連れ+58%
比較チャート(BTCJPY, LTCJPY, XRPJPY, XLMJPY 2020.10.1- 日足)
当社取引ツールより作成
12月3週に入り、BTCJPYは史上最高値を更新する急騰をみせたが、LTCJPYも同様の値動きで、さらに高いパフォーマンスを発揮した。
上図、10/1を起点とした比較チャートでは、LTC,BTC型の値動きと、XRP,XLM型の値動きが確認できる。11月半ばまでは、LTC,BTCが優勢だったが、11月下旬にXRP、XLMが急騰すると逆転した。しかし、12/11から12/20の間で、BTCはXRP,XLMとの差を縮め、同様の値動きをするLTCはBTC(+30% 12/11比)をさらに上回るパフォーマンス(+58%)を発揮した。
・上値模索の展開か、19,000円以上の上昇も視野に
LTCJPY 日足 Bid
当社取引ツールより作成
現在、12,000円付近のLTCJPYは、年初より9,000円台での上値の重さが意識されてきた。12/1に当時の年初来高値となる9,600円を超えても翌日には反落。12/11には7,200円台まで下押した。
7,250円付近の価格帯が過去のサポートとして意識されてきたことや、50日移動平均線の下支えもあり、その後は上値追いの展開となっている。
今後の展開としては、12/20の反落はリスク要因としてを念頭に置いておきたい。このままLTCJPYが続落すると仮定したときは、過去3度機能したレジスタンスである、9,600円付近の価格帯でのサポートを注視する必要がある。この価格帯では、12/11に機能した50日移動平均線が青矢印のように近づくことが予想され、白矢印のような反発の可能性を想定しておきたい。
一方、上値では、昨年6/23につけた15,000円台後半がレジスタンスとなりうるが、この価格帯まで特段重要なレジスタンスがないことから、指値の少なさが想定され、上昇加速の可能性もあるだろう。
LTCBTC 日足 Bid
当社取引ツールより作成
対BTCのチャートでも、昨今のBTCの上昇にかかわらず、順調に上昇していることが確認できる。現状の強気相場が続き、0.0050000BTCのレジスタンスを突破した場合には0.00550000BTCに差し掛かると考えられるが、これを越えた場合に、0.0067000BTC、その上の0.0080000BTCまで特段大きなレジスタンスが存在しないことを特に意識しておきたい。このため、「0.0060000BTC付近まで上昇し、0.0050000レジスタンスを明確に上回ったら買い」といった、テクニカル的に順張りする市場参加者の存在も想定されるだろう。
0.0080000BTCを1BTC=240万円で換算すると、19,200円となる。
比較チャートを見てもLTCが上昇する相場ではBTCも上昇している状況が多いことから、19,200円以上の価格となる可能性を意識しておきたい。
(12/21 午前 7:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
12/20営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は-1.65%、中央値は-2.53%、標準偏差は4.16%となった。
最大上昇銘柄はBCHJPYの7.17%。最大下落銘柄はLTCJPYの-7.96%。
最大上昇銘柄のBCHJPYは6連騰目にして大幅に上昇した。特段大きな材料はないものの、BTCが上昇するなか「出遅れ銘柄」として連想買いされた可能性がある。
最大下落銘柄のLTCJPYは5日ぶりの反落となった。翌午前6時に暗号資産全体が失速するなかでも、下落への感応度が一際高かった。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
12/20営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値7.81%、中央値は5.51%、標準偏差は3.95%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はBCHJPYで17.17%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXEMJPYで4.63%となった。
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