ネム、上昇率ランキング1位へ。年末マネーの動き
Daily Market Report 2020/12/15
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・2020年上昇率ランキング結果
当社取り扱い銘柄の上昇率比較
Coin Market Cap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成
上図は1/1を起点とした当社取り扱い銘柄の上昇率を比較したグラフとなる。
年末まで残すところ16日となるが、年初から現在までの銘柄の上昇率から今後の手がかりを探る。
順位 | 銘柄 | 上昇率 |
---|---|---|
1位 | XEM(ネム) | 691% |
2位 | ETH(イーサリアム) | 366% |
3位 | XLM(ステラ・ルーメン) | 292% |
4位 | XRP(リップル) | 169% |
5位 | BTC(ビットコイン) | 167% |
6位 | LTC(ライトコイン) | 99% |
7位 | MONA(モナーコイン) | 72% |
8位 | QTUM(クアンタム) | 68% |
9位 | ETC(イーサクラシック) | 38% |
10位 | BCH(ビットコインキャッシュ) | 36% |
11位 | BAT(ベーシック アテンション トークン) | 10% |
順位 | 銘柄 | 上昇率 |
---|---|---|
1位 | XEM (ネム) |
691% |
2位 | ETH (イーサリアム) |
366% |
3位 | XLM (ステラ・ルーメン) |
292% |
4位 | XRP (リップル) |
169% |
5位 | BTC (ビットコイン) |
167% |
6位 | LTC (ライトコイン) |
99% |
7位 | MONA (モナーコイン) |
72% |
8位 | QTUM (クアンタム) |
68% |
9位 | ETC (イーサクラシック) |
38% |
10位 | BCH (ビットコインキャッシュ) |
36% |
11位 | BAT (ベーシック アテンション トークン) |
10% |
上図が上昇ランキングの結果一覧となる。これまでに、
①当社取り扱い銘柄の全銘柄が年初来プラス圏で推移
②当社取り扱い銘柄の中でXEMが群を抜いて上昇
してきたことが分かる。
XEMの急騰をみると2017年のバブル期を想起させるが、2020年はビル・ミラー氏、ポール・チューダー・ジョーンズ氏、スタンリー・ドラッケンミラー氏といった名だたる大物投資家がビットコインについて強気の見解を示すだけでなく、米決済大手であるペイパルが暗号資産サービスを展開するなど、2017年の急騰劇とは一線を画す様相となった。
・バブルはまだ来ていない?
Bloombergより当社作成
上図はブルームバーグと暗号資産運用会社であるギャラクシー・デジタル・キャピタル・マネジメントが共同して設立した、機関投資家向けの暗号資産のベンチマークとなることを目的としたBloomberg Galaxy Crypto Indexのチャートである。
2020年の急騰は2017年のバブル期の最高値から半値戻した価格推移であることが分かり、上値を残した格好といえるであろう。相場格言に「半値戻しは全値戻し」というものがあるが、年末にかけてさらなる上昇を招くのか注目される。
・ネムの上昇どこまで続く?
チャートXEMJPY 週足 当社取引ツールより作成
上図は、XEM週足チャートと12本の指数平滑移動平均線(EMA)を表示し、価格のトレンドを視覚化したチャートとなる。
上図から、
①8月第3週の赤短期EMAと青長期EMAがクロスするゴールデンクロスの発生(赤矢印)
②8月第3週のクロス以降、一度もローソク足が青長期EMAへ下落することなく青長期EMA、赤短期EMA共に上向きを維持。
③時間が経過するごとに赤短期EMAと青長期EMAの間隔が広がり、上昇トレンドの強さを示唆。
ということが読み取れる。このパターンは、11月9日のマーケットレポートの「話題独占のビットコイン、史上最高値を塗り替えるか?」で紹介したBTCが207.4万円の年初来高値を更新した上昇と同じパターンであり、2018年6月高値である30円の大台を見据えたポジショニングからは、足元の25円付近の調整は長期的には押し目買いの好機となるかもしれない。
・ダブルトップ形成、市場は警戒、続落で停滞?
チャートXEMJPY 日足 当社取引ツールより作成
一方で、短期的な調整が長引く可能性には注意が必要だ。
上図は、XEM日足チャートとなる。直近の動きとして、12/13に12/5高値である28.1円の更新を試す展開がみられたが、高値の更新に失敗。12/14は続落という推移をみせている。
現在の価格帯は相場の高値圏に位置していることもあり、ダブルトップの形成が警戒される。相場が反発上昇することができず20.5円のネックラインを下抜けする場合、ネックラインと山の高値の値幅分である13円までの下落は、可能性は視野に入れておきたい。
年末に向けてボラタイルな相場展開が予測されるため入念な資金管理が求められるであろう。
(12/15 午前 7:00時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
12/14営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は-1.86%、中央値は-2.14%、標準偏差は2.41%。
最大上昇銘柄はMONAJPYの1.86%。最大下落銘柄はXLMJPYの-5.82%。
最大上昇銘柄のMONAJPYは3日連続で続伸となった。上昇材料は見当たらないが、11月に120円前半のレンジ圏で形成されたサポートラインで12日に反発上昇。上昇軌道へ転換となるか注目される。
最大下落銘柄のXLMは反落となった。昨日の上昇幅を半値押しする下落により日足10MAに再度接近する展開。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
12/14営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値4.88%、中央値は4.41%、標準偏差は2.24%となった。
最もボラティリティが高かった銘柄はXEMJPYで10.97%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTCJPYで1.86%となった。
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