イーサリアム、上昇トレンド確認中か。鍵は5万円

Daily Market Report 2020/12/08

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・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

12/7営業日の当社取扱い銘柄別終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-1.46%、中央値は-1.12%、標準偏差は1.45%。

最大上昇銘柄はLTCJPY0.38%。最大下落銘柄はXLMJPY-4.19%

最大上昇銘柄のLTCJPYは21時台に9,000円近くまで上昇した。その後は、上値が重く、0.38%の上昇にとどまった。

最大下落銘柄のXLMJPYは12月に入り、10%程度下落。昨日も売り優勢となり、4%を超える下落となった。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

12/7営業日の当社取扱い銘柄の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は5.17%、中央値は4.63%、標準偏差は2.94%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXEMJPY13.14%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はETCJPY2.34%となった。

イーサリアム今後の展開は

チャートETHJPY 週足 当社取引ツールより作成

ETHJPYの週足をみると7月にレンジを脱し、単純移動平均線(14、終値)にサポートされ上昇している。8月末には、節目である5万円で反落、4万円まで下落するも9月後半で単純移動平均線(14、終値)に接して上昇。11月には5万円を超え、現在も緩やかに上昇している。

今後の展開としては、単純移動平均線(14、終値)にサポートされ、上昇トレンド継続から8.5万円を目指していく可能性がある。

5万円から8.5万円までの間に意識されている価格帯は少ないため、現状の6万円台からは急に上昇する動きに注意が必要だろう。

オシレーター系※のテクニカルをみると、RSIは80%を超え買われ過ぎの位置にいる。過去のRSIが80%を超えた後は下落、調整している傾向にあるため、適度な調整をこなしながらの上昇トレンド継続のシナリオが有効か。この場合は、調整局面では、絶好の買い場となる可能性が出てくる。

一方で、上昇シナリオの棄却には、5万円がサポートラインとして機能するかがポイントになるだろう。5万円はレジスタンスからサポートへ転換しているため、重要なラインになると考えていることに加え、時間経過により、ちょうど単純移動平均線(14、終値)も追いかけて来ることになり、サポートされるか確認したい。

5万円を下に割った場合は、4万円までの下落が目途となるだろう。

イーサリアムは12/1に「イーサリアム2.0(セレニティ)」へ向けて「ビーコンチェーン」がローンチされた。まだ初期段階のアップデートとなり、相場への影響は少なかったが、2021年にも引き続きアップデートがされていく予定である。直近の動向、今後のアップデートに注目しながら今後の動向を追っていきたい。

※オシレーター系
「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を示すテクニカル分析手法。RSIやストキャスティクスなどがある。

(12/8 午前7:00時点)

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2020-12-08
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