BAT100日移動平均線とRSIに注目!

Daily Market Report 2020/11/26

2020.11.26

Daily Point

・ネム高騰で年初来高値更新、ビットコインなど仮想通貨市場の豹変に警戒感も(CoinPost)

・ステラ(XLM)高騰に複数の背景、大型アップグレードなどを材料視(CoinPost)

・米新規失業保険申請77.8万件、2週連続で増加 コロナ再拡大で(Reuters)

 

BTCJPY 15分足 当社社内ツールより作成

水曜日(11/25)のBTCJPYは、199.9万円の日中高値をつけ、2日連続で年初来高値を更新した。

東京時間午前のBTCJPYは194.5万円に始まり、順調に上値を伸ばして午前11時には198.1万円まで上昇した。しかし、日経平均株価とTOPIXの上昇幅が小さくなると、BTCJPYも下落し始め、午後2時には日中安値となる193.8万円まで値を下げた。その後、BTCJPYはゴールドが買われたことを背景に下落前の水準である196.3万円まで値を戻して欧州市場時間を迎えた。

欧州市場時間に入ると欧州株式市場の市況はまちまちとなったが、引き続きゴールドが買われる展開が継続して、BTCJPYも追随し午後5時から午後7時にかけて上値を伸ばし、198.8万円まで上昇した。午後7時以降は上値追い続かず伸び悩み、197.6万円から199.2万円のレンジ推移となった。

米国市場時間入りを前にしてBTCJPYは再び上昇。午後10時台には199.9万円の日中高値を更新し、2日連続で年初来高値を記録した。しかし、午後10時半に発表された米新規失業保険申請件数が77.8万件(予想73.0、前回74.8)と予想を上回ったことで、新型コロナウイルス感染拡大による雇用の悪化が懸念されたのか、一時197.5万円まで値を下げた。翌午前1時以降はダウ平均株価、S&P500、ゴールドの下落を背景に、195.6万円まで値を下げた。その後、反発するも軟調な値動きとなり、195.2万円から198.3万円の価格帯で推移した。

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

11/25営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は4.89%、中央値は1.66%、標準偏差は7.86%。

最大上昇銘柄はXLMJPY22.75%。最大下落銘柄はMONAJPY-1.49%

最大上昇銘柄となったXLMJPYは、7日連続で上昇。Protocol15へのアップデートが実施されたのに加えて、南米のステーブルコインをステラネットワークで発行を行ったとの発表があり、さらに続伸する展開となった。

一方で最大下落銘柄となったMONAJPYは、11/24の高値である179円を目指し上昇するも、材料が足りず売られた格好となった。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

11/25営業日の全暗号資産終値の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は15.04%、中央値は13.58%、標準偏差は9.65%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXLMJPY34.04%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTCJPY3.14%となった。

・ベーシック アテンション トークン(BAT)の今後の値動き

BATJPY 日足(当社取引ツールより作成)

上図はBATJPYの2020年6月からの値動きを示したチャートである。BATJPYは8/21に年初来高値44.8円(白線)をつけた後、9月上旬に大幅下落となった。一度は200日移動平均線に支えられる形で反発したBATJPYであるが、100日移動平均線(青線)がレジスタンスとなり跳ね返されて再度下落する展開となった。その後、一度サポートラインとして機能した200日移動平均線(黄線)も9/21に下抜け、安値を目指す格好となった。10月以降も目立った材料もなく下落トレンドが続き、11/3には17.6円と4月下旬以来の安値を付けている。

しかし、11/4以降から一転して上昇し、11/23には100日移動平均線と200日移動平均線ともに上抜けており、これを維持できるかがポイントになる。もし維持することができれば、移動平均線がサポートとなり28.2円(緑線)も上抜けて、35円が見えてくるだろう。

一方でRSIに注目してみる。傾向として20付近でトレンド転換となることが見受けられ、直近では11/5に反発をしており、実際に上昇し9月上旬の価格帯まで値を切り上げている。だが転換後の上昇は3週間ほどであり、その後下落に転じていること、また現在のRSIが80付近と買われ過ぎのラインに抵触しつつあることから、下落も十分視野にいれて注視したい。

(11/26 午前7:00時点)

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2020-11-26
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