ステラ・ルーメンが急騰、年末に向け史上最高値更新なるか

Daily Market Report 2020/11/25

2020.11.25

Daily Point

・Bitcoin時価総額が最高額を再更新(CoinPost)

・ビットコイン、米大手経済新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」の一面に(CoinPost)

・TOPIXは2年ぶり高値、ワクチンと米金融政策への期待が追い風(Bloomberg)

 

BTCJPY 15分足 当社社内ツールより作成

火曜日(11/24)のBTCJPYは、午前中は揉み合う展開が続くが午後には上昇し、年初来高値197.7万円を更新したが、明け方にかけて失速した。

XRPJPYは、XRPホルダーへの「Sparkトークン」付与予定や、米大手銀行バンクオブアメリカがリップルネットに正式参加など好材料から6日連続の上昇となっている。XRPJPYは早朝から上昇し、その勢いは止まらず午後2時過ぎには2018年の国際カンファレンス「SWELL」以来の70円台まで価格は暴騰した。その後は70円台という節目からかXRPJPYの上昇は一服し午後8時にかけて50円台半ばまで下落した。

一方BTCJPYは昨日の深夜帯の流れを引き継いで東京市場時間帯では189.2~192万円で揉み合う展開となっていたが、欧州市場時間に入り一変。午後5時からXRPJPYを追うように上昇し、翌午前1時には年初来高値である197.7万円を更新した。その後BTCは緩やかに下落。XRPは落ち着きを見せ60円台前半で取引時間を終了した。

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

11/24営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は5.42%、中央値は1.48%、標準偏差は11.34%。

最大上昇銘柄はXLMJPY37.94%。最大下落銘柄はETHJPY-4.74%

最大上昇銘柄となったXLMJPYは、11/21から連日陽線続きとなり、11/23にProtocol 15のアップグレードが実施された翌日の11/24に昨年の最高値を大きくブレイクアウトする展開となった。

一方で最大下落銘柄となったETHJPYは、64,000円大台で攻防し合い、午後に入ると下方へブレイクアウト。そのまま売りが先行し下落する展開となった。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

11/24営業日の全暗号資産終値の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は19.64%、中央値は16.36%、標準偏差は12.24%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXLMJPY46.71%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTCJPY5.08%となった。

2019、2020年高値を更新のルーメン、残すは史上最高値更新

XLMJPY 週足(当社取引ツールより作成)

10月以降底堅く推移しており、上昇の兆しを見せていたXLMJPYだが、11/24営業日に2019、2020年の最高値を1日で更新し、一時19.182円まで上昇する強い展開となった。

そして、現在は2018年11月の高値である32円をトライしている状況だ。この32円までは真空状態で目立ったレジスタンスがないため、明日以降も急上昇する可能性が考えられる。また32円を更新しても2018年1月に更新した史上最高値である122円までは油断のできない状況が続く可能性があるだろう。

 ※2019年1月1日より前のチャートは以下URLを参考。
  https://coinchoice.net/xlm_rate/

ただ、これまでの急上昇でRSIは買われすぎ水準の80に近づいており、2020年8月と同水準に位置している(白丸)。この時は、12.5円(黄線)から7.7円(緑線)まで約38.4%下落していることから、大幅下落も視野に入れておきたい。

いずれにせよ、高値圏での高ボラティリティには注意しつつ、同じく送金・決済の分野で盛り上がりを見せているXRPJPYの動きにも注目して、今後の値動きを注視する必要があるだろう。

(11/25 午前7:00時点)

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2020-11-25
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