リップル、昨年最高値更新なら、80円も視野に入るか

Daily Market Report 2020/11/24

2020.11.24

Daily Point

・DeFiプロジェクトPickle Finance、20億円相当の仮想通貨DAIが不正流出(CoinPost)

・バイデン氏を米大統領選勝者と認定、一般調達局-政権移行始動へ(Bloomberg)

・アストラとオックスフォード大のコロナワクチン、高い有効性(Bloomberg)

 

BTCJPY 1時間足 当社社内ツールより作成

先週末(11/20-23)のBTCJPYは年初来高値197万円を更新するも、一時182万円台まで下落するボラティリティの大きい展開となった。

金曜日(11/20)のBTCJPYは、186万円台から193万円まで大幅上昇。

186万円台でスタートしたBTCJPYは、深夜時間帯の揉み合い推移の流れを引き継ぐ形で東京市場時間午後1時頃までは183.9~186.9万円でのレンジ推移に留まった。

その後、好調なイーサリアムやビットコインキャッシュの後押しもあってかBTCJPYも上昇。午後4時には189.9万円まで上昇し2日ぶりの190万円台に迫る勢いで上昇した。

欧州市場時間以降もBTCJPYの上昇の流れは継続した。日経平均先物やNYダウ先物の株価も上昇しておりリスクオンの展開が続いていたこともあってか、午後11時頃になり値幅の狭かったゴールドが上昇すると、BTCJPYも大きく反応し、翌午前1時には195万円と年初来高値を更新した。

しかし、200万円を目前に上昇は一服、午前3時頃までに192.5万円まで調整することとなった。その後米国市場時間の終盤にかけて、これまで揉み合い推移をしていたNYダウ平均株価が上昇を始めるも、BTCJPYへの影響は限定的。193万円前後での価格帯で推移する形となった。

土曜日(11/21)のBTCJPYは、6営業日連続の続伸となり、年初来高値を再び更新する展開となった。

前日に大きく上昇したBTCJPYだが、勢いは弱まることなく、午前11時過ぎに197万円まで上昇。前日に続き年初来高値を更新した。しかし、19,000ドルに到達すると市場参加者の達成感からか、午後以降は軟調な展開となり、午後8時過ぎには192.3万円まで下落した。

米国市場時間に入ると、一旦は自律反発し195万円まで値を戻すも続かず、1日で10円以上も上昇しているXRPJPYとは対照的に3万円幅のレンジ推移が続いた。

日曜日(11/22)のBTCJPYは値幅10万円以上の高ボラティリティとなり、7営業日ぶりの陰線となった。

BTCJPYは早朝から利益確定売りが入り、下落基調で推移する展開となった。午前10時過ぎには190万円台まで緩やかに下落。しかし、190万円ではしっかりサポートされ、午後4時頃までは191万円前後での揉み合い推移が続いた。

欧州市場時間に入ると週末に大幅に上昇していた主要アルトコインの上昇が一服、調整が入ると、BTCJPYにも波及して下落。午後8時過ぎには一時182.6万円まで大幅下落する展開となった。その後は反発し、午前中の価格帯である193万円まで値を戻した。

月曜日(11/23)のBTCJPYは190万円前後でのレンジ推移となった。

東京市場時間午前に、193万円前後で推移していたBTCJPYは再び下落した。アルトコインが下落しており、それを見ての下落となった。午前10時過ぎには187万円中盤まで値を下げたが、売り込みも続かず再び反発。欧州市場時間には194万円台後半まで値を戻した。

その後は、日本のマーケットが休場なことや海外でもこれといった材料が無く、BTCJPYは191万円前後を揉み合い推移する展開となった。

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

11/23営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は9.53%、中央値は6.49%、標準偏差は7.00%。

最大上昇銘柄はXRPJPY23.73%。最大下落銘柄はBTCJPY-0.54%

最大上昇銘柄となったXRPJPYは、土曜日の33.0円から月曜日の59.3円へと週末にかけて約80%の大幅上昇となり、年初来高値を更新しただけではなく、昨年2019年の高値をも上回った。背景にはSPARK Tokenスナップショットという好材料を控えていることが上げられる。

一方で最大下落銘柄となったBTCJPYは、高値こそ更新とはならなかったが、引き続き186万円から194万円の高値圏での推移となり、アルトコインの勢いに押されながらも底堅く推移した。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

11/23営業日の全暗号資産終値の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は14.86%、中央値は13.44%、標準偏差は7.13%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はXRPJPY30.46%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBTCJPY3.86%であった。

リップル、SPARK Token付与を控えてボリューム急増!

XRPUSD ボリューム vs. 時価総額(データソース:https://coinmarketcap.com/

XRPUSDは11/21、ボリュームが前日比+157.91%急増し、前日比+39.71%の価格上昇を果たした。ボリュームは2018年の史上最高値更新時の取引量を上回る高水準となり、12/12のSPARK Tokenスナップショット開始(予定)を背景に需要増加した様子だ。

リップルのターゲットプライスは?(水平線、チャンネルライン)

XRPJPY 週足(当社取引ツールより作成)

XRPJPYは昨年の最高値である54.359円をトライしている状況だ。この価格を週足確定期間(2020/11/23~11/29)でブレイクする場合、赤チャンネル上限を目指した80円のターゲットプライスが見えてくるのではないだろうか。

(11/24 午前7:00時点)

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2020-11-24
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