BTC、3日連続で年初来高値更新。時価総額は過去最高を更新!

Daily Market Report 2020/11/19

2020.11.19

Daily Point

・ビットコイン、1万8000ドル突破-2万ドル近くの最高値が視野に(Bloomberg)

・国内感染者、初の2000人超 5都県で最多更新―東京493人・新型コロナ(時事通信社)

・米ファイザー、コロナワクチン有効率95%確認 近く緊急使用申請(Reuters)

 

BTCJPY 15分足 当社社内ツールより作成

水曜日(11/18)のBTCJPYは3日連続の上昇となり、年初来高値を更新した。

東京時間のBTCJPYは、株式市場に反応しつつ、上下を試す展開となった。

軟調な展開ながらも、大きく値崩れしない東京株式市場の動きを受けて、BTCJPYは一時191.2万円の高値をつけ、上値を試す動きの中で年初来高値を3日連続で更新した。

その後は、東京都内の新型コロナウイルス新規感染者が493人と過去最多を更新したと報道されると、日経平均株価と同様にBTCJPYも下落し、一時179.5万円まで値を下げた。売り一巡後は自律反発により185万円まで値を戻したものの、上値追いは続かず欧州市場時間へと続いた。

欧州市場時間では、英国と欧州連合(EU)の通商交渉妥結への期待と米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナワクチンについて、95%の感染予防効果が確認されたとの発表により、欧州株式市場が反発。これを受けてかBTCJPYも185万円から190万円のレンジで底堅く推移した後、利益確定の売りに押されるように午後9時から午前0時にかけて一時179.3万円まで値を下げた。

米国株式市場が開くと再度、186万円まで反発。米国市場時間でも米製薬大手ファイザーの報道は好感され、また米連邦航空局(FAA)が米ボーイング製旅客機「737MAX」の運航再開を承認したとの好材料もあり、米国株式市場は反発して始まったが、新型コロナウイルス感染拡大への懸念からニューヨーク市で学校を再び閉鎖するとの報道が伝わるとダウ平均株価とS&P500は下落に転じた。これを受けて、BTCJPYも軟調な推移となり、186万円からは上値重く緩やかに下落、184万円で取引を終えた。

銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

11/18営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-1.95%、中央値は-2.94%、標準偏差は3.27%。

二日連続で最大上昇銘柄はETCJPY7.18%。最大下落銘柄はXEMJPY-5.85%

最大上昇銘柄となったETCJPYは、三日連続で大幅上昇となった。
17日営業日終値ベースでレジスタンスラインの600円に差し掛かかっていたが、18日営業日に600円のレジスタンスライン突破に成功。700円を視野に堅調に推移している。

一方で最大下落銘柄となったXEMJPYは、他暗号資産銘柄に引き続き資金が流れている中での目立つ下落となった。12月のSymbolローンチを控えており、11/5から上昇し14円台まで価格を戻してきたXEMだが、9月初旬の価格水準であることから上値の重い値動きが続いているようだ。

24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

11/18営業日の全暗号資産終値の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は9.39%、中央値は7.93%、標準偏差は4.22%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はETCJPY21.14%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はBCHJPY6.38%であった。

ビットコイン、200万円大台までのアプローチ(チャネルライン)

BTCJPY 8時間足 当社社内ツールより作成

BTCJPYは8時間スパンで上昇ウェッジをブレイクアウト後、その役割が転換しサポートされるか試している様子だ(上図参照)。上昇ウェッジの下限をベースとした黄チャネルの流れを視野に、200万円を目指すためには白ラインのサポートを死守し、反発上昇または時間推移により上位足へ堅調な流れを繋げたいところである。

上位足の流れについては昨日のレポート「ビットコインはブル相場、200万円大台を目指しボラタイルな展開が続くか?(チャネルライン、価格抵抗線)」で記載した週足チャートを見ていただきたい。

ビットコインの時価総額は過去最高を更新!

BTCUSD MarketCap vs. Price(データソース:https://coinmarketcap.com より)

上図は2013/4/28から2020/11/17までのBTCUSD価格と時価総額のグラフである。

BTC価格は史上最高値である20,089ドル(データソース参照)を未だ更新できていない。しかし年度が経つにつれて市場内に供給され続けるBTCに対して、市場参加者からの強い買い需要は衰えることなく、先行して時価総額は11/17に過去最高を超えたことがわかる。

これによりBTCの注目がさらに高まり、史上最高値更新を目指す指針となるのか。昨日のレポート「出来高は価格に先行する?(価格vsボリューム)」で記載した下記2つのパターンに注目だ。

・ボリュームが増加し、価格も上昇する(トレンドフォロー)
・ボリュームは減少し、価格が上昇する(カウンタートレード)

(11/19 午前7:00時点)

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2020-11-19
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