ビットコイン上昇止まらず、ステラ・ルーメンも上昇の兆しか

Daily Market Report 2020/11/12

2020.11.12

Daily Point

・NEMが前週比30%高、次世代チェーンSymbolに向け進展も(CoinPost)

・日経平均は7日続伸、連日の高値更新 91年6月以来(Reuters)

・東京都で317人の新型コロナ感染確認、8月20日以来の300人台(Bloomberg)

 

BTCJPY 15分足 当社社内ツールより作成

水曜日(11/11)のBTCJPYは大幅上昇となり、年初来高値を更新した

東京市場時間のBTCJPYは、日経平均株価がショートカバーをともない上げ幅を拡大した流れに追随するような強い動きとなり、午前10時には162.5万円まで上昇した。

その後は、日経平均株価が4営業日続けて年初来高値を更新するものの、BTCJPYには追随するような動きは見られず、東京市場時間終了にかけて161万円台半ばまで押し戻されることとなった。

欧州市場時間に入ってダウ平均先物が200ドル上昇し、好調が確認されると、ようやくBTCJPYも同意づく状態となり、午後9時には164万円まで目立った押し目もなく上昇した。

米国市場時間では、上昇して始まったダウ平均株価が、午後11時過ぎに下落に転じ、ゴールドも1,850ドル台まで下落する中、BTCJPYの勢いは止まらず、翌午前1時には167万円まで上昇し、年初来高値を5日ぶりに更新した。さらにその後も上昇を続け、午前3時には168.7万円まで上値を伸ばした

ただ、節目の16,000ドルを達成したことや、ダウ平均株価が下値を模索していたこともあり、それ以降はBTCJPYも上値を切り下げる値動きとなり、午前6時過ぎには165万円まで調整した。

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

11/11営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は1.38%、中央値は0.84%、標準偏差は1.91%。

最大上昇銘柄はQTUMJPY+4.29%。最大下落銘柄はBCHJPY-2.18%

最大上昇銘柄のQTUMJPYは、下落基調が続き11/4に175円まで価格を下げていたが、先週末から売られすぎからの自律反発の動きによって212円まで価格を戻した。下落基調反転となるか注目される

最大下落銘柄のBCHJPYは、11/15に予定されているハードフォークが目前に迫っているため、他銘柄と比較して買い控えられる結果となった。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

11/11営業日の全暗号資産終値の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は4.68%、中央値は4.86%、標準偏差は1.49%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はQTUMJPY7.14%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はETCJPY2.24%であった。

・ステラ・ルーメンに上昇の兆しか

XLMJPY 日足 当社社内ツールより作成

8月中旬から7円台まで大きく下落し、7月の上昇分を解消してしまったXLMJPYだったが、ここ最近では底堅く推移している。

上図日足チャートでは、8/17に高値12.5円を付けてから大きく調整していたXLMだったが、9/4に200日移動平均線がサポートとなり反発(黄矢印)。しかし、9.0円手前が意識され、戻り売りに押され、結局サポートされた200日移動平均線も割り込み、9/24には、6.994円まで下値(安値(A))を広げた。

その後は下値を切り上げながら緩やかに上昇し、10/19にはXLMにとっての節目だった9.0円台まで回復し、10/22には9.144円の戻り高値をつけた(B)。

いったんは、11/6に7.6円(C)まで押されるが、その後は再び上昇に転じている状況となっている。

今後の動きについては、14日移動平均線が再び上向いており、100日移動平均線を再び上抜け、前回抜けられなかった9.0円台を抜けられるかが焦点となっている。

9.0円を抜けた場合のシナリオは以下、二つを想定しておきたい。

一つは、AB=CD型のN波動を想定すると、12月1週目の9.706円(C+B-A)がターゲットとなる (D)。Dは、8/27につけた9.6円台のネックライン近辺でもあることから、戻り売りのポイントとしても意識される可能性が高い(赤丸)。

二つ目は、緑矢印のように、11月中にで9.7円を上抜け、これをサポートに8月高値である、12.5円を目指す動きである。その背景は、C以降の上昇が、AB間の上昇よりも角度が急であり、前回の上昇よりも勢いづいている(緑矢印)ことから、このまま大きな調整なく進む可能性を視野に入れたものとなる。

(11/12 午前7:00時点)

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2020-11-12
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