3日続落のビットコイン、さらなる転換はいつか

Daily Market Report 2020/10/01

2020.10.02

Daily Point

・東証:現物売買を終日停止、過去最悪の障害-2日から取引再開へ(Bloomberg)

・米ISM製造業総合景況指数、9月は55.4に低下-予想56.5(Bloomberg)

・金融庁が21年度「税制改正要望項目」を発表、仮想通貨は含まれず(coinpost)

・BitMEXを告発-米司法省、米商品先物取引委員会が、CEOらを告発(coinpost)

 

BTCJPY 15分足 当社社内ツールより作成

昨日(10/01)のBTCJPY相場は下落。

中国の大型連休である国慶節が10/1から始まるため、市場流動性の低下が予想される中、BTCJPYはスタートから緩やかな上昇で推移した。

東京市場時間に入り、東京証券取引所のシステム障害により株式全銘柄の売買が停止されることとなり、市場の不安感が燻るも、売り材料とはならず、ゴールドの反発上昇につれる形で午前11時には114.6万円まで上昇した。

欧州市場時間でもゴールドが上値を伸ばすなか、BTCJPYは午後5時に115.5万円まで続伸、しかし、直近の節目である115万円からは上値が重い展開となり、114~115万円での揉み合いが続いた。

午後11時にISM製造業景況指数が55.4%(予想56.5%、前回56%)と予想外の低下を受けたが、米追加経済対策合意への期待を高めているのかNYダウは続伸、しかしBTCJPYは、BitMEXのCEO含む共同創設者が銀行秘密法違反により米商品先物取引委員会(CFTC)に起訴されたことを受け、翌午前0時過ぎから急落し110.7万円まで下落。その後は反発して112万台前半まで値を戻し、取引時間を終了した。

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

10/01営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は-1.05%、中央値は-0.94%、標準偏差は1.39%。

最大上昇銘柄XEMJPY+2.23%最大下落銘柄BATJPY-3.07%

XEMJPYは他の銘柄が下落する中5日ぶりに反発し陽線で引けた。対してBATJPYは米国市場時間での下落に大きく反応し、それまでの上昇幅を打ち消す約8%の下落する展開となった。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

10/01営業日の全暗号資産の24時間ボラティリティは、平均値は6.28%、中央値は6.63%、標準偏差は1.65%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄XEMJPY9.84%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄BTCJPY4.20%であった。

イーサリアム、もみ合い相場か

チャート(ETHJPY日足) 当社取引ツールより作成

DeFi銘柄の恩恵もあって7月に急上昇したETHJPYだが、9月に入ってからは軟調な展開となっている。

ETHJPYは9/1に51,000円の年初来高値をつけると翌朝から一転し、9/5までに20日移動平均線、ボリンジャーバンド-2σを抜けて、32,000円台まで下押した。その後、100日移動平均線の下支えや、Uniswapを材料に反発するも9/12、9/17とも20日移動平均線に抑えられ再び下落(白矢印)。現在は9/2高値と9/5安値の23.6%ラインと20日移動平均線に挟まる形で推移している。

月足陰線となった9月のETHJPYだが、9/23の下落でも、32,000円台で持ちこたえており、三尊は免れることができたようだ。また、ごく僅かだが9/5の安値から下値を切り上げており、32,000円ラインが意識されたことで、浅い下押しでも買い支えが入りやすくなっている。

今後の展開として、ボリンジャーバンド-2σと100日移動平均線の上方(白丸)が下支えになる点、過去に2度反発しているRSIの30ライン(チャート下部)に、今回も差し掛かっており、反発が期待される点から、上値重いながらも底堅い展開が想定される。まずは20日移動平均線を抜けられるかに注目したい。

ETHJPY は前回のレポートも参考に注目点を押さえていきたい。 (https://bitcoin.dmm.com/useful_information/market_report/20200918)

・イーサリアム、対BTCでは調整相場入りか

チャート(ETHBTC 週足) 当社取引ツールより作成

上図ETHBTCの週足チャートからは、①暗号資産としての需要から対JPYで上昇していた時期(3~6月)、②暗号資産の中でもETHが選好されたことで上昇した時期(7~8月)を確認することができる。

比較チャート(ETHBTC 週足) 当社取引ツールより作成

①の期間ではETHJPYは0.9万円から2.6万円まで上昇したが、対BTCのETHBTCも同じく大きく上昇している。しかし、その後、ETHBTCは大きく調整しているが、ETHJPYは前回安値を下回るような下落とはなっていない。その後、①後半から②へかけて、ETHBTCは大きく値を伸ばしているが、ETHJPYの価格は横ばいをなっている、これは、BTCが売られる中、ETHは値を崩さなかったということが窺えるだろう。一方、②の後半では、対JPYで2.6万円上昇しただけでなく、対BTCでも30%以上上昇しており、これはDeFi銘柄としての材料など、ETH自体のポテンシャルが意識されたと考えることもできる

ETHBTCの留意すべき点として、強気相場(下方緑矢印)に対し、調整相場(上方橙矢印)の期間が倍以上長いサイクルが見受けられる。今回既に頭打ちし、調整相場に入った可能性を想定した場合、今年2/17のレジスタンスであり7/27のサポートである0.028000BTCと、現在のサポートの交点である2021年2月までの調整が続く可能性も視野に入れておきたい。

もみ合い相場のETHJPYが再び上昇に転じるか考察するうえで、ETHJPYだけでなく、ETHBTCや他のアルトコインのチャートを比較し、ETH自体の強弱を多面的に確認することも一つの手段となる。

(10/2 5:30作成時点)

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2020-10-02
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