ビットコイン過去最長10,000ドル超え、更なる上昇となるか

Daily Market Report 2020/9/28

2020.9.29

Daily Point

・米追加経済対策、財務長官と合意の可能性まだある-ペロシ下院議長(Bloomberg)

・債券下落、10年入札控え長期ゾーンに売り圧力ー超長期債の需給懸念も(Bloomberg)

・ビットコインの1万ドル超え、過去最長に 17年仮想通貨バブルの記録更新(coinpost)

 

BTCJPY 15分足 当社社内ツールより作成

昨日(9/28)のBTCJPY相場は上昇。

一昨日(9/27)に米民主ペロシ米下院議員とトランプ政権との新型コロナウイルス経済対策を巡る交渉進展の思惑から、東京市場時間のBTCJPYは上昇。朝方の113.3万円から午前11時には115.4万円まで上値を伸ばした。欧州市場時間では、欧州における新型コロナウイルス拡大の懸念や、英国において一部で行動制限を強化する方針であることが嫌気され、BTCJPY は115.4万円から114.2万円に値を崩した。

米国市場時間に向けては、114.2万円から115.4万円へと買い戻す場面も見られたが、上値も重く結局、限られたレンジ内での推移となり、114.5万円まで調整され引けた。

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

9/28営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は2.47%、中央値は1.85%、標準偏差は1.98%。

最大上昇銘柄QTUMJPY+6.29%最大下落銘柄XEMJPY-0.93%

QTUMは9/27営業日の下落後に反発し、1週間ぶりの高値更新に迫る勢いで上昇した。

BTCJPYも9/21の下落幅を全戻しする価格帯まで値を戻しており、再び11,000ドル手前を推移している状況である。全体的に上昇基調に推移していた。

唯一9/23以降、他銘柄に比べ強かったXEMJPYが13円を手前に失速し、陰線での引けとなった。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

9/28営業日の全暗号資産の24時間ボラティリティは、平均値は4.14%、中央値は3.73%、標準偏差は2.07%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄QTUMJPY9.35%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄BTCJPY1.92%であった。

・Ripple Swell 2020開催 ~Buy the Rumor, Sell the Factなるか~

チャートA:過去のRipple Swell前後の値動き

Coin Market Cap (https://coinmarketcap.com/)より当社作成

図チャートAは過去3回における、Ripple Swell開催当日のXRPの値段を100としたときの、開催日前後60日のXRPの値動きを示してある。図から過去3年とも1か月前から上昇を始めて、開催後は下落していることが見て取れる。

表A(過去のRipple Swell前後の変動率)

上表Aを見ると、過去3年とも2か月前・1か月前・2週間前から開催当日にかけてXRPは上昇しており、検証回数9に対して上昇が9回となっている。一方で開催当日から1か月後、2か月後の値動きは検証回数6に対して、下落が5となっている。開催当日に向けて上昇、当日で出尽くし、「Buy the Rumor, Sell the Fact」の値動きが顕著であると言えるだろう。

XRPJPY 週足 当社社内ツールより作成

最後に開催当日まで2週間となった、Swell当日にむけての今後の値動きに関して、過去のヒストリカルから検証してみる。表Aを見ると、「2週間前 → 当日」の過去3回の変動率の平均は+48%となっている。同期間において、過去3回とも値動きはプラスであり、最小値5%(2019)、最大値112%(2018)、平均値48%である。これらの値を現在の値段に当てはめると(1XRPJPY=26円)、XRPのターゲットプライスは27.3円から55.12円、平均は38.48円となる。

今年は新型コロナウイルスの影響でバーチャル開催となるRipple Swell、4年目の値動きに要注目である。

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2020-09-29
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