反発するビットコイン、11,000ドル到達なるか?

Daily Market Report 2020/9/24

2020.9.25

Daily Point

・日本株続落、米追加経済策進展なく景気懸念-自動車や情報・通信安い(Bloomberg)

・NY州、ワクチン独自審査へ-英仏で新規感染が最多(Bloomberg)

・新経済連盟、内閣官房IT総合戦略室とブロックチェーン官民推進会合を発足(coinpost)

 

BTCJPY 15分足 当社社内ツールより作成

昨日(9/24)のBTCJPYは上昇。

東京時間入りする前の午前6時頃に一時107万円を割る水準まで下落していたBTCJPYは、午前7時まで自律反発の買戻しが入り、108万円台半ばまで回復するものの、午前9時には再び107万円台半ばまで値を崩した。

東京市場時間に入ると、前日の米国市場の悪い流れを引き継ぎ、日経平均株価は下落してスタート、しかしすぐに上昇に転じると、BTCJPYも下げ止まって1万円程度反発し、108万円台半ばで膠着した。午前10時過ぎには回復基調であったゴールドが再び下落に転じ、後場には日経平均株価が弱含む展開となると、BTCJPYも109万円台を目前に足踏み状態が続くこととなった。

相場が動いたのは、午後8時。午後7時前から109万円付近の高値圏に張り付くと、1時間程度小動きを続けていたが、午後8時前に上抜けし、15分ほどで一気に110万円まで上昇した。その後は、米国市場時間に入るまで110万円手前を揉み合い推移で調整の時間が続いた。

再び相場が動いたのは午後11時30分頃から翌午前2時にかけて。NYダウやゴールドの上昇につられる形でBTCJPYも109.4万円から113万円まで約3.3%上昇。上昇が一服すると、期待されていたペロシ下院議長とムニューシン財務長官の会談が行われないとの報道もあり、マーケットが失速し。朝方までBTCJPYは112万円前後のレンジ推移で取引時間を終えた。

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

9/24営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は2.74%、中央値は3.55%、標準偏差は3.11%。

最大上昇銘柄ETHJPYの+7.29%最大下落銘柄MONAJPYの-6.00%

9/23営業日の暗号資産全面安を受け、9/24営業日は自律反発の上昇をみせた。その中で9/23営業日に最も売り込まれたETHJPYのパーフォーマンスが最も良く、一方の9/23営業日に最もパフォーマンスの良かったMONAJPYが、反動で昨営業日は最も売られる展開となった。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

9/24営業日の全暗号資産の24時間ボラティリティは、平均値は7.03%、中央値は6.09%、標準偏差は2.87%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄MONAJPY14.24%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄XEMJPY3.78%であった。

・失速のステラ・ルーメン、下値の目途は

チャート(XLMJPY 日足) 当社取引ツールより作成

9/24営業日はXLMJPYが前日比+2.6%となった。

XLMJPYは、7月上旬に、それまで意識されていた9円の抵抗ラインを突破、その後はサポートに切り替わり下支えされた。8月にはさらに続伸し、12円の高値をつけたが、その後は、軟調な展開が続いている。

上図日足チャートの移動平均線をみると、9月初旬に、サポートされて来た、9円のラインを下抜けると、200日移動平均線まで下押し、200日移動平均線ではサポートされ、値を戻していたが、割り込んだサポートラインがレジスタンスとなったのに加え、14日移動平均線で抑えられる形となり、7円台まで反落。下値を切り下げ、9/21には実体(ローソク足)が200日移動平均線を下回っていた(緑枠部)。

次のターゲットとしては、200日移動平均線と14日移動平均線が交わり、前回意識された7.6円近辺が一旦の戻り売りのポイントとして捉えておきたい。下値の目途として、6.1円付近で過去に二度(5/10、6/27)反発していることから、意識されている価格帯の一つであると捉えることができる(赤矢印)

チャート(XLMBTC 日足) 当社取引ツールより作成

週足を確認すると、RSIは50となり、調整が進み落ち着いたように見受けられる。

XLMJPYは2019年7月以降は、Upperが9.2~9.5円、Underが下に広がるようなボックスを形成していた。ボリンジャーも中期移動平均線は横向きとなり、+2σ(チャート上部の橙線)と-2σの下限ラインがうまく機能していたようだった(白丸)。

また、6.1円近辺には-2σの下限ラインが迫っていることから、反発する可能性が視野に入るだろう。このボリンジャーバンド下限が前回サポートされていた6.1円付近の価格帯にある点も、考慮する必要があるかもしれない。

一方、バンドウォークとなり、この価格帯を割り込んで行くと、XLMJPYにとって反発の目安となる主な指標がない。6.1円を割った場合、一気に下抜け、2.5円程度まで下がる可能性も視野に入る。うまく立ち回り、この局面を役立てたいところだ。

前回8月の XLMJPY のレポートも参考に注目点を押さえていきたい。
(https://img.bitcoin.dmm.com/press/market/dmm_bitcoin_market_report_20200817.pdf)

(9/25 5:30作成時点)

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2020-09-25
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