全市場急落 ― BTCJPYは7/28以来の一時111万円台

Daily Market Report 2020/9/3

2020.9.4

Daily Point

・ビットコイン急落に複数要因、DeFi市場高騰でイーサリアムのガス代が歴史的水準に(COINPOST)

・米株式相場が急落、S&P500種は3.5%下落―6月以来の大幅安(Bloomberg)

・米失業保険申請88.1万件、前週比13万件減 季節調整方法変更の影響も(Reuters)

 

BTCJPY 15分足 当社社内ツールより作成

昨日(9/3)のBTCJPYは大幅続落。

朝方のBTCJPYは121万円台の落ち着いた値動きでスタート。前日(9/2)に発表された米7月耐久財受注改定値(前月比+11.4%)や7月製造業受注(前月比+6.4%)が予想を上回り、米国株式市場は続伸。それを受けた東京時間では、日経平均株価がギャップアップして始まり、BTCJPYも午前中は底堅い推移となった。しかし、後場には目先の高値警戒感からか日経平均株価が上値を伸ばすことができず、正午過ぎにはゴールドが下落したこともあり、BTCJPYもつられて120万円台前半まで下落した。

欧州時間入りにかけては120万円台で踏みとどまり、17時頃には121万円台後半まで値を戻すも、勢い続かず20時前には再び120万円台前半まで切り下げる展開となった。

21時には節目である120万円を下抜けすると、一気に5万円下落し、一か月ぶりに114万円台へ。その後、23時頃にかけてはいったん116万円台まで自律反発するが、米国株式市場が寄り付き後に大幅下落すると、BTCJPYも再び下落のペースを速め、一時7/28以来の111万円台まで値を下げた。その後はダウ平均株価の下げ幅拡大が収まり、ゴールドも上昇に転じると、BTCJPYも114万円台まで値を戻した。

・ビットコイン、どこまで下落する?

BTCJPY 日足 当社取引ツールより作成

順調に上値を伸ばしていたBTCJPYだったが、ここ連日下落している。8月に132万円の高値(ヘッド)をつけた後も、120万円近辺(ネック)で底堅い値動きを見せていたが、ついに120万円を割り、107万円(10,000$)の安値をつけた。

BTCJPY 週足 当社取引ツールより作成

上記チャートの通り、BTCJPYは133万円付近で頭打ちとなり、それ以降下落している。ボリンジャーバンドを見てみると、130万円付近で+2σの上限ラインにぶつかり、そこから下落し始めている。またRSI(チャート下部の緑線)も130万円付近では過熱感を示す80のライン付近を推移しており、買われすぎであることを示唆していたと受け取れる。

では、この下落はどこまで続くのだろうか?

可能性としてはBTCJPYの次のターゲット価格は中期移動平均線(20MA)と前回のレジスタンスの105万円(10,000$)、そしてそこを割れると、その次が12月にサポートされた71万円ほどが見えてくる。上昇トレンド継続であれば、この中期移動平均線で反発し、再び上値を目指す可能性がある。105万円付近での値動きが上昇トレンド継続か否かのキーポイントとなりそうだ。

・価格パフォーマンスからみるランキング上位暗号資産の銘柄傾向

当社取引ツールより作成

上図は1/1から9/2までの期間で価格パフォーマンスが上位であった3銘柄と暗号資産時価総額1位であるBTCの比較チャートとなる。9/2時点での上位3銘柄と銘柄の上昇材料をまとめると、

● 1位:XEMJPY(374.8%) 年内Symbolリリース予定・トークン付与

● 2位:ETHJPY(225.0%) DeFi関連銘柄・ETH2.0

● 3位:MONAJPY(105.3%) 9/8半減期予定

という結果となった。BTCの年初来パフォーマンスが53.3%上昇に対して、3銘柄とも群を抜いて上昇していることがわかる。これら3銘柄に共通する傾向として、単なるマーケットの需給によって相場が構成される需給相場で相場が押し上げられたのではない。XEMの場合は新トークン付与やsymbolの具体的プランが明らかになった点、ETHの場合はDeFi領域での活用等、銘柄の価値を向上させる明確なファンダメンタルズ(基礎的条件)の改善があり、市場参加者のセンチメントがポジティブになったと考えられる。

MONAJPY 日足 当社社内ツールより作成

価格パフォーマンス3位であるMONAの半減期は9/8と残り5日を切った。価格チャートからは既に上昇トレンドが崩れており、8/2に220円の高値をつけて以降は半減期の当日前に上昇基調は一服したことがわかる。コロナショックで下落した安値である3/12と8/2の高値にフィボナッチ・リトレースメントを引くと、直近の価格水準は高値と安値を50%程押した価格帯に位置しており、半減期当日は反発上昇か続落するかの局面といえそうだ。

今回の半減期が、銘柄の価値を向上させる明確なファンダメンタルズ(基礎的条件)の改善として市場参加者から認知された場合は、フィボナッチ・リトレースメント50%の150円近辺の水準を守り、38.2%ラインの166円を試す反発上昇となるであろう。一方、市場参加者から材料出尽くしとみなされた場合、150円を割り込み61.8%ラインの131円まで続落の可能性があることにも注意が必要といえそうだ。

(9/4 5:30作成時点)

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

9/3営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は -7.53%、中央値は-8.16%、標準偏差は3.93%。

最大下落銘柄QTUMJPY-14.25%最大上昇銘柄XEMJPY2.16%

最大下落銘柄のQTUMJPYをはじめアルトコイン全般が、ダウ平均株価の大幅下落を受けて弱含み。最大上昇銘柄のXEMは、ステーキングサービス需要を背景に唯一の上昇銘柄。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

9/3営業日の全暗号資産の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は13.46%、中央値は12.53%、標準偏差は3.51%。

最もボラティリティが高かった銘柄QTUMJPY21.28%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄XRPJPY8.45%であった。

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2020-09-04
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