週明けのビットコイン、好地合いに支えられ4連騰。調整終了か?

Daily Market Report 2020/8/31

2020.9.1

Daily Point

・日本株反発、菅氏出馬報道で政策踏襲期待―金利は低下、為替もみ合い(Bloomberg)

・バフェット氏「日本の未来に参画」 5大商社株を取得(日本経済新聞)

・マイナーのビットコイン保有高、2年ぶりの高水準に(coindesk JAPAN)

 

BTCJPY 15分足 当社社内ツールより作成

昨日(8/31)のBTCJPYは続伸。

前日(8/30)の上昇トレンドを引継ぎ、朝方からBTCJPYは上昇。海外投資家による商社株への見直し買い報道により、市場の雰囲気が好転。それを受け、BTCJPYは午前9時までに123.9万円へ上昇した。

午後に入ると、日経平均株価が上値を伸ばせない中、BTCJPYも午後5時までに123万円へ後退。しかし午後6時からゴールドが上昇すると、BTCも上向き始め、午後7時に123.9万円のレジスタンスを上抜けし、午後8時には124.5万円まで続騰した。

NY時間入り後は124.9万円の日中高値を更新したが、ダウ平均株価が下落してスタートしたこともあり、その後は失速。上値追いに材料難の中、NY時間中は終始124万円圏内で変動率1%未満のもみ合いが続いた。しかし、NYクローズ後はもみ合いを下抜け。日中の上昇幅を半値押し123.6万円まで下落したが、始値122.5万円を下回ることなく連騰を維持する推移となっている。

・抜群の安定感を誇るイーサリアム、年初来高値更新なるか

ETHJPY 日足 当社取引ツールより作成

イーサリアムは8/25に43,000円付近で上昇を阻まれてから、約40,000円の下値支持線に支えられ、指数関数的な勢いで上値を伸ばしてきた。そしてこのレポートを執筆している現在、ついに年初来高値更新を窺う水準まで価格を戻してきた。

この一週間は8/27は陰線となったものの、8/28は+1.9%、8/29は+2.8%、8/30は+4.2%、そして8/31は現時点で+3.8%となっている。そして8/26以降では14.4%も上昇し、V字回復に成功した。

さて、今後の一週間ではまず年初来高値である47,140円を突破することができるかに注目だ。超えることができた場合は、2018年7月以来、約2年ぶりの50,000円台を目指す動きとなるだろう。失敗した場合は、ひとまず約40,000円~43,000円の支持線が意識される。ここを下抜けする場合はやや厳しい状況だ。大きな調整を意識する必要が出てくるだろう。

・下降トレンドを脱したライトコイン、次の壁は6,675円

LTCJPY 4時間足 当社取引ツールより作成

8/18以来続いていたライトコインの下落トレンドは、8/28に下限の5,726円まで下落した後、緩やかな上昇に転じていたが、8/30の力強い上昇によって、明確なトレンド転換に成功した。現在の価格は6,500円付近で、中期移動平均線を150円程上回って推移している。

今回の上昇によって、フィボナッチリトレースメントの50.0%を達成したライトコインの次の目標は、8/31に一度ブレイクに失敗した61.8%の6,675円だろう。このラインは8/20~21に三度トライに失敗した後、さらなる下落につながったラインでもある。したがって、このラインを越えられない場合は、再び目線が下方修正される可能性がある。一方超えることができた場合、強気トレンドの継続が確認され、7,200円台が視野に入ってくるだろう。

(9/1 5:30作成時点)

・銘柄別価格前日比 (%)

社内データより作成

8/31営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。

平均値は 1.61 %、中央値は-0.11%、標準偏差は4.66%。

最大下落銘柄LTCJPY-1.06%最大上昇銘柄XEMJPY15.97%

最大上昇銘柄はXEMJPYで15.97%の上昇となった。8月の大幅上昇を受けて8/30は大幅な調整となったものの、昨営業日は一転、再度上値を追う展開となった。取引時間開始から安値を切り上げながら買いが継続、8/30の下落幅の61.8%を戻す形で取引時間を終えた。

・24時間 ボラティリティ (%)

社内データより作成

8/31営業日の全暗号資産の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は4.73%、中央値は3.54%、標準偏差は3.44%。

最もボラティリティが高かった銘柄XEMJPY15.02%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄XRPJPY1.92%であった。

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2020-09-01
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