ビットコイン、レンジ相場形成か
Daily Market Report 2020/8/26
2020.8.27
Daily Point
・米耐久財受注:7月は伸びが予想外に加速、自動車が大幅増(Bloomberg)
・中国がミサイル発射、米は人工島関連企業に制裁(Bloomberg)
・モデルナのワクチン投与した中高年層に高レベルの抗体(Bloomberg)
・ドイツ EU復興基金の150億ユーロを利用へ(Bloomberg)
BTCJPY 15分足 当社取引ツールより作成
昨日(8/26)のBTCJPYは上昇。
東京時間のBTCJPYは120.5万円近辺でオープン後、121.4万円まで上値を伸ばすも、勢い続かず午前10時にかけて120万円まで反落した。しかし、後場は日経平均株価が徐々に下落幅を取り戻したことを受けてか、BTCJPYも底堅い動きとなった。
欧州時間に入ると、下落基調であったゴールドの下げ幅拡大につられBTCJPYも弱含む展開が続いた。その後、21:30発表の米耐久受注材のコンセンサスを上回る発表にマーケットは金利低下・ゴールド上昇で反応、BTCJPYも上昇に転じた。BTCJPYは日中の高値を更新して、午前1時台に122.5万円を付け、その後は上値追いが継続せずに121万円後半での値動きで推移した。
・レンジ下限でもみ合いが続くXRPJPY、下降トレンドは継続か
XRPJPY 日足 当社取引ツールより作成
7月末以来上昇を続けてきたXRPJPYだが、8月上旬に1度目、8月18日に2度目の34.5円へのチャレンジに失敗して以降、1週間以上に渡って調整相場が続いている。
そして現在は、上昇相場後の安値(12.3円)から高値(34.5円)のフィボナッチリトレースメントの23.6%戻しエリア(28.947円)付近を推移している。この水準は8月上旬の高値(34.5円)をつけた後のネックラインにもなっており、維持できれば28.947円がサポートとなり再び34.5円まで上昇の可能性も考えられる。
・ダブルトップを形成?
XRPJPY 8時間足 当社取引ツールより作成
実際に8/22には一度このサポートに支えられ、反発に転じたが、中期移動平均線に上値を抑えられ下落している。今後、このネックライン(28.947円)でサポートされるかがポイントとなってきそうだ。
では、仮にネックラインを下回った場合には、上昇時に抵抗となった25円と22.5円が視野に入ってくるだろう。現在価格からは約6円の幅があるが、方向性が定まると動きが速いので注意したい。
(8/27 5:30作成時点)
・銘柄別価格前日比 (%)
社内データより作成
8/26営業日の全暗号資産終値の前日比は上記グラフの通り。
平均値は 1.81 %、中央値は0.81%、標準偏差は3.16%。
最大上昇銘柄はQTUMJPYの10.59%。最大下落銘柄はMONAJPYの-1.35%。
QTUMJPY 4時間足 当社取引ツールより作成
最大上昇銘柄となったQTUMJPYは、8/21に500円超の上昇を演じたが、達成感からか、売りに押され、大きく下落する展開となっていた。しかし、8/28の大型アップデートが近づき、再び期待買いとなっているのか、400円台上抜けが意識されているようだ。
いずれにせよ、高値圏での推移をしているためボラタイルな展開には要注意だ。
MONAJPY 8時間足 当社取引ツールより作成
最大下落銘柄のMONAJPYは8月上旬の220円高値をつけてから、180円へ急落。その後は190~205円程度のもみ合いとなっていたが、緩やかに下値を切り下げている状況。ここからさらに下落するか、反発し上昇するか、注視する必要があるだろう。
・24時間 ボラティリティ (%)
社内データより作成
8/26営業日の全暗号資産の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。
平均値は5.13%、中央値は3.62%、標準偏差は3.88%。
最もボラティリティが高かった銘柄はQTUMJPYで14.42%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はETCJPYの1.99%であった。
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