DMM Bitcoinにおける取扱暗号資産の審査方法・手続きについて
DMM Bitcoinでは、新規に暗号資産を取り扱うに際して、お客様に当該暗号資産(取扱暗号資産)の取引機会を提供することの妥当性を評価することを着眼点とし、暗号資産取扱い規程を定め、同規程に定める社内態勢を整備し、以下のとおり審査項目及び取扱いリスクについて十分な調査・分析を行っています。
■審査における社内態勢
当社は、取扱暗号資産を審査するに際して、以下の態勢を整備しております。
■審査項目
当社が取扱暗号資産の審査を行う際には、次に掲げる事項(以下「必要審査項目」という。)を審査項目に含めております。
- 取扱暗号資産に関する事項
- 当社の社内態勢に関する事項
- 流動性供給者(LP)に関する事項
①発行状況に関する事項
②取引状況に関する事項
③利用状況に関する事項
④取扱暗号資産の関係者に関する事項
⑤取扱暗号資産及び記録台帳の技術に関する事項
⑥対象プロジェクトに関する事項
①取扱暗号資産の安全管理体制に関する事項
②取扱暗号資産の技術対応能力に関する事項
③自社の取引処理能力に関する事項
④財務耐久性に関する事項
⑤需要見込みに関する事項
⑥利用者との利益相反に関する事項
⑦取扱開始時の価格決定方法及び取引条件に関する事項
⑧利用者への情報提供及び説明に関する事項
①現物取引における現在値及び気配値がリアルタイムで取得できる暗号資産交換業等(国内外を問わない。)が複数存在しているか
②複数の暗号資産交換業者等(国内外を問わない。)において当社が口座開設を行い、流動性の確保及び在庫取得が可能であるか
■取扱いリスクの分析
当該取扱暗号資産を取り扱った場合に当社が直面し得るリスクとして、次に掲げるリスクを包括的に検証し、リスクを特定しております。
- マーケットリスク(当該取扱暗号資産の供給過多などにより価値が低下するリスク)
- プロジェクト等に係るクレジットリスク(当該取扱暗号資産 のプロジェクトの運営が失敗し(実質的に)消滅するリスク)
- 流動性リスク(流動性がなく換金・交換ができないリスク)
- ハッキングのリスク
- 移転記録等が改ざんされて紛失するリスク
- 当社のレピュテーションリスク
上記の取扱いリスクは、取扱暗号資産に関する審査においては、より具体的な事実レベルのリスクを特定するものとし、必要審査項目を通じて当該取扱いリスクについて具体的な事実レベルでの整理を行った上で、利用者と当社それぞれが許容できるかどうかを評価し、当該取扱暗号資産の取扱開始の適否を判断しております。
なお、上記の取扱いリスクの分析は、営業部門の主導の下、当社の関連する全ての部門が連携して行っております。
■取扱いを禁止する暗号資産等
当社は、取扱暗号資産の特性に鑑み、次のいずれかに該当すると認められる場合には、当該取扱暗号資産の取扱開始について慎重に判断しております。
- 法令又は公序良俗に違反する方法で利用されている又は利用されるおそれが高い暗号資産
- 犯罪に利用されている又は利用されるおそれが高い暗号資産
- マネー・ローンダリング及びテロ資金供与に利用されている又は利用されるおそれが高い暗号資産
- 移転・保有記録の更新・保持に重大な支障・懸念が認められる暗号資産
- 当社において、公認会計士又は監査法人による適切な監査が実施できない又は困難な暗号資産
- 当社において、システム上その他安全な保管及び出納ができない又は困難な暗号資産
- そのほか、当社において資金決済法及び金融商品取引法上の義務を適正かつ確実に履行できない又は困難な暗号資産
当社は、取扱暗号資産の特性及び当社の社内態勢に鑑み、次のいずれかに該当すると認められる場合には、当該取扱暗号資産を取り扱わないものとします。
当社は、移転記録の追跡ができない又は著しく困難である暗号資産については、上記の(3)又は(5)に該当するおそれがあることから、これらの問題が解決されない限り、当該取扱暗号資産を取り扱わないものとします。