「指値スプレッド評価損」導入のお知らせ
いつもDMM Bitcoinをご利用いただき、誠にありがとうございます。
2018年12月19日(水)の週次メンテナンスにて「指値スプレッド評価損」を導入いたしますことをご案内申し上げます。
導入実施日:2018年12月19日(水)の週次メンテナンス明けとなる18時
■指値スプレッド評価損とは
レバレッジ取引の新規注文(ストリーミング、指値、逆指値)において、約定時に発生するスプレッド(BIDとASKの価格差)による建玉評価損を予め算出した損失額です。
例:レバレッジ取引 BTC/JPY BID:500,000円 ASK:501,000円(スプレッドは1,000円)のときに2BTCの新規買注文が約定すると、-1,000円×2=-2,000円の建玉評価損が発生します。この建玉評価損を「指値スプレッド評価損」として約定前に証拠金維持率の計算に含めます。
■指値スプレッド評価損の導入の目的
①新規注文の約定同時ロスカットの防止
これまでは、スプレッドが拡大しているときに預託証拠金残高の多くを利用する取引をした際に、新規注文の約定と同時にロスカットによる強制決済が発生する場合がありましたが、指値スプレッド評価損を証拠金維持率の計算に含めることで、約定同時ロスカットが発生しうる場合には、当該注文が出せないようになります。
②未約定の新規注文がある場合にロスカットが発生しにくくなります
ロスカットルールでは、証拠金維持率がロスカットラインである80%以下となった場合、全ての未約定注文が取り消され、その上で証拠金維持率が80%以下の場合に全ての未決済ポジションを自動的に決済(ロスカット)します。指値スプレッド評価損を証拠金維持率の計算に含めることで、未約定注文がある場合に証拠金維持率がこれまでよりも低下する半面、証拠金維持率がロスカットラインである80%以下となった場合に全ての未約定注文を取消すことによって証拠金維持率が80%を超えやすくなり、結果としてロスカットの発生を防ぎやすくなります。
※ロスカットを完全に防止できることを保証するものではございませんのでご注意ください。
■指値スプレッド評価損の導入に伴うお客様への影響
①証拠金維持率の計算において「純資産」の式が以下のように変更されます
証拠金維持率(%)=(純資産-注文証拠金)/ ポジション必要証拠金×100
変更前:純資産=預託証拠金残高+約定評価損益
変更後:純資産=預託証拠金残高+約定評価損益+指値スプレッド評価損
※指値スプレッド評価損は常にマイナス表示となります。
②未約定の新規注文が取り消される場合があります。
未約定の新規注文がある場合、指値スプレッド評価損が導入された際に証拠金維持率が再計算されるため、週次メンテナンス明けの時点で証拠金維持率がロスカットライン(80%以下)になったお客様は、全ての未約定注文が取り消されます。
③「口座照会」画面に「指値スプレッド評価損」の項目が追加されます。
指値や逆指値注文による未約定の新規注文がある場合に、口座照会画面の指値スプレッド評価損が表示されます。
週次メンテナンス開始時に有効な新規注文があったお客様には、証拠金維持率は指値スプレッド評価損を加味し再計算されております。
④「振替可能額」が変更されます。
指値や逆指値注文による未約定の新規注文がある場合に、指値スプレッド評価損の金額分が拘束されるため、トレード口座からウォレット口座への振替可能額が減少します。
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