WAVES(ウェーブス)

Waves(ウェーブス)は2016年4月にロシアの物理学者であるアレクサンダー・イヴァノフ氏(別名であるサーシャ・イヴァノフと呼ばれる事もあります)によって立ち上げられた分散型アプリケーションプラットフォーム(Waves Platform)です。Wavesの開発チームは当初別の仮想通貨であるNxtの開発を行っており、意見の対立からプロジェクトが分裂しWavesが誕生したと言われています。

なお、Wavesプラットフォーム上で利用されている独自の仮想通貨がWavesにあたります。仮想通貨Wavesの通貨単位は「WAVES」となっており、総発行枚数は1億WAVESで追加発行はありません。

分散型アプリケーションプラットフォームと言えばイーサリアムが有名ですが、WavesもICO時点で1600万ドルもの資金を調達するなど、プロジェクトに対する市場からの評価は高くイーサリアム同様に注目を集めました。

Wavesの特徴

Wavesおよびプラットフォームの特徴としてはまずWavesを用いてユーザーがCustom Application Tokenと呼ばれる独自のトークンが発行できる点が挙げられます。作成されたトークンに関しては送金機能などを付与する事が可能になり、例えばプロジェクト間での支払いなどに今後代用される事もあるかもしれません。ちなみにこのトークンの発行には1WAVESが必要になります。

続いてWavesではLPoS(Leasing Proof of Stake)と呼ばれる承認方式を採用しており、通貨を貸し出した量に応じ報酬が増加するという仕組みになっています。これは多くの仮想通貨に導入されているPoSと呼ばれる通貨を多く保有している人に報酬を付与するという仕組みを発展させたものになります。
またWavesはWave NGと呼ばれる技術を用いて送金スピードを高めています。これは速度にするとビットコインのトランザクション処理速度が1秒につき3~7トランザクションであることに対してWavesは100トランザクション以上を1秒でカバーしています。

ただし、そのWavesですが、2019年12月時点においては日本の取引所では扱っておらず、また上場されている海外を拠点とする仮想通貨取引所も金融庁が定めている日本の仮想通貨交換業者の登録が行われていないため利用する事は出来ず、投資家の方がWavesを手にしたり取引を行う事は出来ません。

※上記の情報につきまして、その完全性・最新性・正確性について保証するものではなく、また、特定の仮想通貨の推奨を行うものではありません。

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