nonce(ナンス)
ナンス(nonce)とは「number used once」の略で、「一度だけ使われる数」という意味の言葉です。
主に暗号通信などで用いられ、使い捨ての32ビットの値のことを指します。
ビットコインの新規発行には「マイニング」と呼ばれるコンピューターを使った膨大な量の計算が行われますが、その計算にナンスが使われます。
この計算ではナンスはある条件の「ハッシュ値」を探すために用います。
具体的には、ランダムな32ビットの値であるナンスを用意し、ハッシュ関数を使ってハッシュ値を生成します。
生成されたハッシュ値がある値より小さい(値の先頭に0が何個もならぶ)数値になるまでナンスを変えながら同じ計算を繰り返します。何度も膨大な量の計算をする必要があるため、大量のコンピューターパワー(=電力)が使われます。
条件を満たすハッシュ値を見つけることができれば、マイニングは成功です。
正解となるナンスは、他のマイナーやビットコインネットワークの利用者たちによって検算がされ、規定のハッシュ値が生成されることが確認されます。
発見されたナンスが正しいものと認められると、ブロックチェーンに新たなブロックが繋げられ、ナンスもその中に埋め込まれます。
ビットコインのマイニングでは、いち早く正解のナンスを発見したただ一人に成功報酬として新規発行されるビットコインが贈られる仕組みになっています。
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DMMビットコイン
仕組みに関する用語
- 公開鍵
- 公開鍵暗号
- 孤立ブロック(オーファンブロック)
- 採掘(マイニング)
- 採掘者(マイナー)
- 採掘難易度(ディフィカルティー)
- 採掘報酬
- 承認(confirm)
- スマートコントラクト
- セカンドレイヤー/レイヤー2
- ソフトフォーク
- ハードフォーク
- ハッシュ(ハッシュ値)
- パブリックブロックチェーン
- 半減期
- 秘密鍵
- プライベートブロックチェーン
- PoB(プルーフ・オブ・バーン)
- PoS(プルーフ・オブ・ステーク)
- PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
- ブルームフィルタ
- CPFP
- DAO(自律分散型組織)
- DeFi(分散型金融)
- DEX(分散型取引所)
- ECDSA
- nonce(ナンス)
- P2P(ピアツーピア)
- P2SH
- SPV