LINK(チェーンリンク)

チェーンリンク(Chainlink)は、アメリカのスマートコントラクト社によって設立された、ブロックチェーンネットワークと外部システムであるオフチェーンを繋ぐミドルウェア(中間処理役)の機能を持ったプラットフォームのことです。
チェーンリンクというプラットフォーム上で利用される暗号資産(仮想通貨)をLINKと呼びます。

チェーンリンクの特徴

チェーンリンクは外部システム上で管理される情報を、ブロックチェーンネットワークに持ち込む「オラクル」と呼ばれるシステムの分散型ネットワークを構築しています。
オラクルとはブロックチェーンとオフチェーンと呼ばれるネットワークの外にある情報を繋げるサービスのことです。
ブロックチェーンは参加者が監視し合うことにより、データを改ざんすることができないため、透明性が高く信頼性のあるデータや契約書の作成等の実現が可能ですが、ブロックチェーンだけでは現実世界からの情報(データの値、天気、事件等)を自ら取り入れることができません。
そこで必要になるのがオラクルというシステムですが、既存のオラクル(中央集権型オラクル)は組織や団体といった1つの主体で管理を行っているため、データを操ることができるという問題点がありました。
その問題を解決するため、登場したのがチェーンリンクの様な分散型オラクルです。
チェーンリンクは取り込もうとする外部データを連結された複数のオラクルで検証するため、単一の中央管理者やシステムの脆弱性を排除でき、同時にデータの信頼性を向上させています。

また、これら複数のオラクルを運営しているオペレーターに対して、報酬として暗号資産(仮想通貨)であるLINKの支払いが行われる仕組みとなっています。

さらに、チェーンリンクには異なるブロックチェーンを繋ぎ合わせるクロスチェーン技術もあります。
多くのブロックチェーンは相互運用性がなく、仮にビットコインとイーサリアムそれぞれのブロックチェーンをそのままの状態で繋ぐことはできません。
しかしチェーンリンクを介すればその問題も解決することができます。

チェーンリンクのプロジェクトチームは「77のユースケース」というチェーンリンクを利用することでできる、スマートコントラクトの新たな使い方を紹介しています。
例えば、銀行や決済アプリといった既存のシステムにスマートコントラクトを接続し金融プロセスの情報をシームレスに統合したり、スマートカーのIoTセンサーデータに接続して自動車保険を合理化したりといったことが可能になります。
チェーンリンクはスマートコントラクトの可能性を広げ、様々な形で応用可能にするプラットフォームなのです。

※上記の情報につきまして、その完全性・最新性・正確性について保証するものではなく、また、特定の暗号資産(仮想通貨)の推奨を行うものではありません。

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