セカンドレイヤー/レイヤー2
暗号資産(仮想通貨)は、ただ投資目的というだけでなく決済に用いられたり、分散型金融(DeFi)を構築したりする等、多用途に使われます。しかし、大量の取引が行われる際には送付遅延等の問題からブロックチェーン上ですべての取引を処理するのに時間がかかり、連鎖的にガス代(手数料)の高騰を引き起こす場合があります。このようなスケーラビリティ問題と呼ばれる課題を解決するために用いられるのが「セカンドレイヤー(レイヤー2)」で、この技術を使用した暗号資産の代表例に、「ポリゴン(MATIC)」が挙げられます。
セカンドレイヤーとは
セカンドレイヤーとは、メインのブロックチェーン以外で何らかの取引を実行する技術のことで、主にスケーラビリティ問題が顕在化しているイーサリアムにて使用されています。セカンドレイヤーのメリットは、メインのブロックチェーン上で取引などの処理を行わないため、ブロックチェーン本体のシステムの処理に負荷をかけず、高速な処理ができることでスケーラビリティ問題を解決できることがメリットです。このように、ブロックチェーン外部で取引を行うことを「オフチェーン」、メインチェーンであるブロックチェーン上で処理することを「オンチェーン」といいます。セカンドレイヤー技術にはこの「オフチェーン型」が主に開発されてきましたが、最近ではメインのブロックチェーンを応用した「オンチェーン型」も注目されています。
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