IOST(アイオーエスティー)

IOST(アイオーエスティー)とは、2018年1月に立ち上げられ、クレジットカードと同様の処理能力でブロックチェーン技術を様々なサービスに活用できるようにすることを目指したプロジェクトです。
プロジェクト上で利用される暗号資産(仮想通貨)もIOSTと呼ばれます。2019年2月にメインネットがスタートしました。

IOSTの特徴

IOSTは次世代のコンセンサスアルゴリズムであるPoB(Proof of Believability:プルーフ・オブ・ビリーバビリティー)を基盤とする分散型ブロックチェーンネットワークで、高速な処理能力や手数料の安さ、非中央集権性を可能としています。
IOSTでのノードの評価はトークンの保有量や資金力に優れていればいいだけではなく、ノードとしての評判や印象、振る舞いなども重要視され、総合的に評価されます。
IOSTのトランザクション処理は理論上1秒間に8000件の処理ができ、これはクレジットカードの約2倍の速さになります。
プロジェクトのビジョン通り、クレジットカードに代わる決済や送金などのサービスに用いる暗号資産(仮想通貨)として注目を集めています。

また、IOSTの高速処理には「効率分散型シャーディング(EDS:Efficient Distributed Sharding)」というスケーラビリティ問題を解決するために生まれた技術も大きく関係しており、ランダムでノードを振り分けるルールを持つため、処理に手間が掛からず、送金スピードの速さを実現しています。
これは処理に関することのみならず、参加したノードへの報酬に偏りがある問題も解決しており、水平分配を行い、システムへの公平性をも実現しています。

ノードへの負担が軽いという特徴もあり、従来の暗号資産(仮想通貨)では過去のブロックを全て保存しないとノードになることができないため、コストや時間が掛かり参加する負担が大きくなるという欠点がありましたが、IOSTでは「マイクロステートブロック」という、ブロックチェーン上の定められたチェックポイント以前のデータを保存する必要がないシステムを採用しており、ノードのストレージを大きく削減、負担を軽減し、参加人数を増やすことに成功しています。

さらにIOSTはWebサイトやゲームなどで広く使われている「JavaScript」でスマートコントラクトの開発が可能という一面も持っており、多くのエンジニアにとって敷居がかなり低く、開発へ容易に参加することができます。

セキュリティも堅牢で、「TransEpoch」「Atomix」といった技術を用いて、安全性の向上や、誤送金を自動で防止してくれる機能が付加されています。

※上記の情報につきまして、その完全性・最新性・正確性について保証するものではなく、また、特定の暗号資産(仮想通貨)の推奨を行うものではありません。

今、暗号資産(仮想通貨)を始めるなら
DMMビットコイン