フィボナッチ

金融においてフィボナッチという単語は、フィボナッチ数列を利用したテクニカル分析を指すことが一般的である。
その中でも代表的なものはフィボナッチ・リトレースメントであり、その他、フィボナッチ・ファンやフィボナッチ・タイムゾーン、フィボナッチ・アークなど様々なフィボナッチ数列を用いた分析手法が存在する。
フィボナッチ数列とは、最初の二項が1、三項目から直前の二項の和となっている(1,1,2,3,5,8,13,21…)数列のことである。
また、隣接する二項の比率が黄金比(1:1.618)に収束することが知られている。
加えて、1.618や、1.618の逆数である0.618など、フィボナッチ数列から算出される特定の比率を、フィボナッチ比率と呼ぶ。

様々な自然現象の中に黄金比(フィボナッチ比率)が存在しており、相場の値動きも自然現象の一部だと捉え、その比率に従った値動きとなるのではないか、という考えを基に、フィボナッチ比率が相場分析に用いられている。

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